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仁坂吉伸の思い

クールビズ

2013年06月03日

 今年も和歌山県庁ではクールビズをしています。
 ほとんどの原発も止まったままなので、夏の電力事情も楽観はできず、県民の皆様に全体で平成22年度比マイナス9%を目安とした節電をお願いしている中、県庁の冷房もうんと少なめにするため、暑さに耐えるように軽装で勤務をすることをお許し下さいというのがクールビズであります。
 先だって関西広域連合の知事、政令指定市長の集まる委員会で、門川京都市長から、「世間ではクールビズというとネクタイを取ることと思い込んでいるようだが、止めてほしい。我が西陣の業界では夏用の涼しいネクタイも作っているのだから。」という発言がありました。ごもっともです。クールビズは『クール(cool)=涼しい』と『ビズ(biz)=ビジネス』を合成した和製英語で、軽装で涼しく過ごすということで、ネクタイを取ることではありません。もっとも私もよく県庁の職員に「クールビズですからネクタイを取って下さい」と言われました。
 それでは何故「クールビズ」の時ネクタイを取れという話になるかというと、礼儀が絡んでいるからです。普通お客様をお迎えする時に我々は失礼にならぬように服装にも気を付けます。スーツぐらいは着ていくべきだという場に、いくら暑いからと言って主催者が何も言わないで、自ら軽装でいるのはお客様に失礼です。だから、本日はクールビズをしていますから、お客様もご遠慮なく軽装でお越し下さいというのが礼儀です。礼儀では、そう言われているにもかかわらず客の方がよりフォーマルな服装で訪問するのは何ら失礼ではありません。逆にフォーマルな服装の指定をされている時に客がより軽い格好をしていくのは失礼なのです。時々、お客様には気を遣ってクールビスでどうぞとお越し下さい言いつつ、主催者がお客様に失礼にあたるからとフォーマルにきめている場合がありますが、これはお客様が「あ、自分は軽装で来て主催者に失礼なことをしてしまった」と申し訳ない気分になるもとになりますから、実はあまり良くないのです。要は、主催者がスタイルを決め、自らがそれに従っていればよいのです。クールビズでも何でも形よりは心かもしれません。クールビズでどんどん涼しく仕事をしましょう。

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