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仁坂吉伸の思い

東京オリンピック招致成功!万歳

2013年09月09日

 9月8日早朝(日本時間)、IOC総会で2020年のオリンピックは東京でということが決まりました。思わず万歳を叫びました。
 これで日本が負けていたら、日本国民ががっかりしてしまうだろうな、どうなることやらと心配していましたが、招致が決定され、目の前が明るくなるような気分になりました。日本国民がもう一度力を合わせて、東京オリンピックに向けて、頑張っていく目標が出来たと思いました。今、各社の報道で勝因分析がなされています。「おいおいそんな手の内を公開してしまっていいのかい」というようなことも報じられていますが、私なりにその勝因及び危なかったと思う点を述べます。
 まず勝因から、スポーツ関係者の皆さん、国、東京都、一般国民が皆力を合わせたということが第一であると思います。大体こういう時は皆が頑張っているのに、賢そうにそんな事は下らないとか言う知識人やマスコミの論調が出るのに、あんまり出なかったということです。やはり、これでまた負けたら日本もおしまいだという危機感が共有されていたのでしょう。
 第2にプレゼンテーションが良かったと言われます。英国人のプロがコーチしたようです。その際、身振り、手振り、しゃべり方なんぞがよく言われますが、大事なことはどういうメッセージを伝えるかということと、誰がしゃべるかということです。そういう点も実によく考えられていたのではないでしょうか。「誰が」という点も加えて言いますと、安倍総理の福島原発安全確保のコミットメントもよかったし、何よりも品がよく堂々と話しておられた事が素晴らしかったと思います。また、皇室なるが故の制約もおありだったのですが、高円宮妃久子殿下の、仏・英のスピーチは、中味といい、声、発音といい、心にしみとおるようなものでした。随分お付き合いをいただいている竹田JOC会長の活躍は、この大事な時に、よくこんな素晴らしいプレーヤーを日本が持てたものだと思いますし、世界中のスポーツ関係者へのロビーイングなど、TV等に映らないところも含めてものすごいものがあったはずです。それに6月に素晴らしいスピーチで貢献したわが田中理恵さんを始め、印象の良いアスリートが一生懸命主張をしている点も素晴らしかったと思います。さらに、障害の克服と大震災からの復興を重ねてそもそも大災害に対して抱いてくれている諸外国の人々の同情心に訴えた佐藤真海さんをスピーカーに持って来た演出は大変よく考えられたものだったと思います。
 第3に、こういう投票の際にはいわゆる根回し、又はロビー活動が不可欠です。有森裕子さんがテレビで種明かしをしていましたが(種明かしはすべきではなかったと私は思います。)、体育関係者に説得すべき人を割り当ててロビー活動をしたという作戦も、この手のものとしては当然ながら大変良かったと思います。

 逆に危なかった点は、次の3つでしょうか。
 第1に、大事な時に福島汚染水の問題を今にもものすごい健康被害が不可避であるかのように人々が想像しそうになる報道がガンガンなされたことでしょう。もちろんその問題そのものは大変深刻で政府も会社も対応をもっと加速してやらないといけない問題なのですが、大事を強調する余り、あの報道では東京都に来た人や住んでいる人がえらい汚染をされてしまうのではないかという類推を人々に抱かせるように思えました。案の定、欧州のマスコミを通ずる反東京キャンペーンに格好の材料を与えてしまったことは間違いありません。しかも日本発によって。
 第2に、ロビーイングに際して、外交当局が動いた節がまったく見えないということです。実際には動いたのではないかと思いますが、気配が見事にありませんでした。前回の東京オリンピックの時に当県出身のフレッド和田勇さんが南米のIOC委員を必死で根回しされたのは有名な話なのですが、わが日本の外務省は、IOC委員への働きかけをどうやったのでしょうか。体育関係者だけがやっていたとするとちょっと寂しいし、一知半解の外交官が動いたら余計逆効果だからあまり使わなかったというのではもっと寂しい感じがします。本当はどうだったのでしょうか。
 第3に、少し前だったので、事なきを得ましたが猪瀬知事の「他国攻撃」は危なかったと思います。戦略上相手のマイナスイメージをアップする事はよくやられる事ですが、それは誰か第3者が行うのが冷たい論理です。例えば、福島問題ではワーワー騒いでいるのは外国メディアで、マドリッドやイスタンブールの招致当事者はそんなことは表では絶対に言いません。つまり当事者である招致責任者は無辜(むこ)(イノセント)であることを演出しなければならず、当事者は大変立派で紳士的であるという立場を守らなければならないのですが、最高責任者がオープンの場で相手の弱点を言い立てるなどという事は何たる事かと思いました。その後は大人しくされていたのは良かったと思います。

 以上、思う事を書きましたが、東京オリンピック2020本当にめでたい事だと思います。今回の相手はエルトゥールル号のトルコと世界遺産の巡礼の道を抱えるスペインという当県にとって特に仲良しの国との戦いであったので、色々と複雑な思いもありますが、日本がやはり第一で、フェアプレーで堂々と勝ち取った招致決定は本当に素晴らしい事と思います。
 そういう相手国も立派で、トルコは「負けたのは残念だが日本には、おめでとうと言いたい。いいオリンピックを期待している」と有力者が語ったと報じられているように、実に立派な対応でした。それも120年前和歌山で始まった両国の友情がずっと続いているおかげだと思います。2020年の東京オリンピックの次の2024年にはトルコでやらせてあげたいなあ。
 それに東京オリンピックの5年前の「紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会」も頑張らなきゃあ。

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