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仁坂吉伸の思い

定向進化

2013年09月16日

 昔学校で生物の時間に進化論を習いました。その時覚えた概念がこの定向進化です。進化論は今でも根っ子からくつがえるような話がいっぱいあって訳がわからんのですが、その中のひとつがこの定向進化です。例としては極北の地のヘラジカが使われるようですが、何らかの進化が進んでヘラジカのオスの角が大きくなった。多分、メスを獲得する時に有利ということだろうが、それが一旦始まるとどんどん一定方向に進んで角がえらい大きくなってしまう。そうすると、森林地帯に住んでいるこのヘラジカは森の茂みに角をとられて、生きていく事が難しくなってしまう、といったお話だったと記憶しています。

 私は世の中の人々の考えもこの傾向があると思います。一度こうだという事になると、それを支持する意見がどんどん膨らみ、いくら何でもそこまでは行き過ぎとか言う人がいなくなり、どんどん一定方向に進んで行くのです。
 それがマスコミのメインの論調になると、伝播力が大きいですから、どんどん拡がって、定向進化を遂げるということになりやすいと思います。戦前は、それが軍国主義、軍事膨張を止めどもなく進める原因ともなったし、「田舎に贅沢な道は要らない」「無駄な公共事業は悪」と言ったキャンペーンも、その不備によって長年不利益を被ってきた和歌山県の一部の人をも巻き込むような力が一時はありました。正当な理屈を超えて定向進化が始まるのです。
 これではいけません。我々は、どんな時代でも冷静にきちんと分析をし、論理を詰め、時には定向進化に歯止めをかける勇気と良識を持つべきでしょう。定向進化に逆らうと「世論」なるものに、少なくとも一時はえらくいじめられるものですが。

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