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仁坂吉伸の思い

教育について

2014年03月24日

 和歌山県の行政の各目標の中でも、次の時代を背負う若者を立派に育て上げる事は、最も大事なものであると私は思っています。教育分野は、教育委員会に大きな権限がありますが、その教育委員は知事が任命した人達でありますので、知事も責任を免れるものではありませんので、私は教育委員会の方々と大いに議論をして、我が県の初等中等教育のレベルを上げる事に大いに努力をしています。
 教育の分野で和歌山県が今特に力を入れている項目は、学力の向上、体力の強化、道徳教育、郷土教育、国際化教育、そして就職の支援でありますが、ここでは特に学力の向上と道徳教育について述べたいと思います。

 まず学力の向上ですが、全国学力テストでは我が県の小中学生の成績はあまり良くありません。これはやはりもっと高めたいと思います。かつて当時の橋下大阪府知事は、このテストの成績が大阪も悪いため、学校間、市町村間の競争をさせようと、市町村別のテスト結果を公表させようとして、日本中で賛否の議論を惹起しました。私は別に公表に反対でもありませんが、より大事なことは、テストの点を上げる事ではなく、本当の学力をつける事であり、そのためには、先生の教え方を向上させる事であると思います。そこで、小中学校の全ての数学(算数)と国語の先生全員に順に研修を受けてもらうことにしていますし、また、教え方の特に上手だった定年を迎えられた先生に現場の指導にもう一度入ってもらうことにしています。さらに大事なことは、和歌山では授業について行けなくなった子供達に、個々の生徒に分からない所を補習をしてあげるという事を原理原則にしようという方針で臨んでいることです。学力の向上と言うとすぐに有名大学に何人入ったかというような事を思ってしまいますが、教育の真の意義は、授業について行けなくなって、心が淋しくなっている子供をどのようにして扱い、もう一度楽しい学校生活に戻してあげるかという事ではないかと私は思います。成績の良い子は授業さえ正しくやっていれば、どちらかというと勝手に勉強もするでしょうから、そんなに先生がかまってあげなくてもいいと思いますが、授業について行けなくなって落後感を感じている子供についてはそうはいきません。これを放っておけば、どんどん授業とのギャップは広がっていくでしょうし、そのような子供にとって学校はどんどん楽しくなくなっていくでしょう。ひょっとしたらその淋しさにつけ込まれて道を外れてしまう子供がいたら大変です。したがって、学校の先生方は本当に大変だろうと思いますが、このような子供に対して、求めに応じて、且つそれぞれの子供の理解の遅れに応じて、個別の補習をお願いしたいと思っております。
 こうして、理解の遅れている子供をもう一度授業レベルに引っ張り上げる事ができたら、平均点も随分上がって先に述べた全国学力テストの成績も良くなってくると信じています。

 次に道徳教育です。私は最も立派な教育は一言で言うと「良い子を育てる」という事であると思います。繰り返しになりますが、初等中等教育というとすぐ受験が頭に浮かび、いい大学やいい高校に子供を入れる事が目標になっています。しかし、どんなに偏差値の高い大学に入っても、その子供が、心が磨かれていなくて、嫌な奴だなと人に思われるような育ち方しかしていないと、大学生活でも社会へ出てからも、その人は随分損をするのではないかと思います。
 あの人は立派だ、信頼できると思われるようになれば、、自然と友は集まり、上司に重んじられ、部下に慕われ、組織の外でも得意先、取引先の人々にも信頼されて、その人はどんどん活躍できるようになるはずです。そのためには、若い人に、ちゃんと人の道を教え込まないといけません。学校でも家庭でも、そのために必要な道徳教育を行わなければなりません。道徳と言うと、戦前の修身教育が軍国主義の高揚につながったという説があまりにも強くて、及び腰になっていたのが実情ですが、その説の可否に関わらず、人の道をきちんと教えておかないと、子供達の将来のために大変な問題となるというのは、確かであると思います。例えば、私も含め和歌山県はいじめの問題に対して、教育委員会も県当局も力を合わせて取り組んでいる所ですが、その中で発見して、がく然としたのは、いじめをしている子供達の頭の回路に「衆を頼んで1人にかかっていくのはそもそも卑怯で、よくない事だ」という規範がちゃんと埋め込まれていないのではないかと感じた事です。これでは、いじめの根絶ができるはずがありません。
 このような道徳の分野では、文部科学省の副読本があるのですが、文部科学省も先述の「軍国主義」云々という引け目があったためか、どうもパンチがありません。その副読本はきれい事で固められている教材のように思います。そこで和歌山県は、独自の道徳の教科書を作りました。小学生用の「心のとびら」と中学生用の「希望へのかけはし」です。これらが学校教育の現場で大いに生かされ、良い子が続々と育つ和歌山にしていきたいと思います。和歌山出身の人は「皆良い人だ」「どんどん活躍する」という評判が定着してまいりますと、そういう人を生む和歌山はきっといい所に違いないという事で、また地域がより元気になっていく元になると思います。

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