ブラジルへ行ってきます

 4月23日から4月30日、在伯和歌山県人会連合会創立60周年記念式典に出席するためにブラジルに行ってきます。5年に一度サンパウロで県人会の大総会があるので、知事をはじめ県議の皆さんや民間の方々と一緒にサンパウロを訪ね、移民の方々のご苦労をしのび、ご健闘を讃えてくるという事になっているのです。
 何せブラジルは遠いので乗り換える時間などを含めると丸一昼夜半くらいかけて辿り着くという事になります。前回はペルーの県人会もお邪魔した上、天皇陛下御在位20周年記念式典等に間に合わせるため、えらい強行軍で6日間の日程で、ベッドに寝たのが2日、すなわち2泊6日の旅となりました。今回は4泊8日の旅です。ペルーには行きませんが、今回はドラードスという所にも行きます。前回の訪問時ドラードス市というサンパウロからかなり離れた地方から大挙して人々が出席していたので、聞くと、特に戦後多くの和歌山県人がまとまって入植したのだそうです。今でも多くの和歌山県出身者が住んでおられるようなので、それでは次回は我々がそこを訪ねようではないかと言って、今回の訪問になったものです。前回すっかり仲よくなった方々をはじめ、ブラジルで元気に暮らしておられる和歌山県人会の方々にふるさとの息吹を伝えてくるつもりです。また、どうせ行くなら和歌山の宣伝もしないといかんと、例によって、流通業や旅行業の方々を集めてもらって、観光と物産のプロモーションもしてきます。このために、企業の方々も同行してくれることになっています。

 元県議で、和歌山県のオピニオンリーダーの1人、渡辺勲さんが1980年のブラジル和歌山県人会創立25周年記念式典に仮谷知事一行が訪問された時の記録を下さいました。それを読むと、一行の数は随分少ないが、日程は今よりもゆったりで、途中ニューヨークで一日を費やしたり、ブラジルではサンパウロに加えて、リオデジャネイロやブラジリアも訪問し、ホテルでもけっこう寝られているなあと、かなり雰囲気が違う感がありました。段々世の中、世知辛くなってきているようですが、ひょっとすると私が色々仕事をし過ぎて日程が窮屈になり、世知辛くしているのかもしれません。