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仁坂吉伸の思い

ブラジルに行って来ました

2014年05月05日

 4月23日から30日にかけて、ブラジル和歌山県人会60周年記念行事に参加するために、ブラジルのサンパウロとドゥラードスの両市を訪問してまいりました。同県人会へは、5年に一度の節目の総会に知事や県議会議長をはじめ和歌山の代表団が出席するのが慣例となっておりまして、前回2009年にも私はブラジル(とペルー)を訪問したのですが、今回は60周年という大変重要な節目に当たっているものですから、県当局者と11名の県議団、国際交流協会が募集した民間の訪問団、さらには今回特別に企画したサンパウロにおける県産品のプロモーションに参加する民間企業15社の方々を含め、75名の大デレゲーションになりました。
 ブラジルに行くには、まず半日かけて米国(今回はヒューストン)に飛び、数時間後、又半日かけてサンパウロまで機中の人となるため、大変時間がかかります。2泊6日のとんでもない日程だった前回よりはましとは言え4泊8日の旅でいささか疲れるのですが、現地の方々の歓迎を前にしますと、疲れも吹っ飛びます。来て良かったとしみじみと思いました。

 ドゥラードス市への訪問はブラジルへの5年に1回の歴代知事の訪問が続いている中にあっても初めてのこととなります。実は5年前の訪問でドゥラードスから大変多くの方々が1,000kmの旅路をものともせず、サンパウロの総会に参加されていました。
 色々お聞きすると、特に和歌山県の移民の方々が大変多い地と承りましたので、次回来る時には是非ドゥラードスにこちらから参って現地の県人の方を励ましてこようではないかと考え、そう約束した次第です。今回の訪問はその約束を果たすためであります。

 ブラジルへの移民は2008年が100周年と長い歴史がありますが、第二次世界大戦で途絶えていました。それを再開できたのは、和歌山県みなべ町出身の成功した移民である松原安太郎さんの働きが大きかったのです。松原さんは、後にブラジルの大統領となるジェトゥリオ・ヴァルガスさんに説いて日本からの移民を再開させました。出身の和歌山県にも大いに勧誘して、1953年の再開第1回目の入植者は太宗が和歌山県人であったそうです。当時の小野知事も県庁に専門の課まで作って勧めたそうです。場所はサンパウロから西に1,000km、パラグアイの国境にほど近い南マットグロッソ州のドゥラードスの近く、当時は原生林が延々と続くところだったそうです。現ドゥラードス和歌山県人会会長の谷口史郎さんのお話では、一家を挙げて移住してきた少年の谷口さんの前にあったのは、ドゥラードス川の向こうに拡がる未開の原生林で、この奥の自分たちに割り当てられた所まで、自分たちで2ヶ月かかって森を切り拓いて進んだそうです。そこでまた何抱えもある木を切り倒し、それを焼いた地にコーヒーを植えたそうです。品種はムンド・ノーボその名も新世界という品種だそうです。毎年毎年の努力により、割り当てられた30haの土地は、次第に豊かなコーヒー園に変わっていったそうですが、1975年の異常気象で、霜害に遭い、そのコーヒーの樹が全滅してしまったそうです。こうして松原入植地におられた方々は、再び人生の岐路に立たされたそうですが、人々はそれまでの蓄えをもとに、他のより地味の肥えた地で大きな農園を経営したり、街に出て商売をしたりするようになったそうです。今回の我々の訪問で、これら多くの方々が近隣からも集まり、ドゥラードス和歌山県人会を開いてくれました。また市議会議長と市長が歓迎大会と夕食会を開いてくれましたが、そこで市長が南マットグロッソ州の今日の発展は、和歌山県民が原生林を切り拓いて農業を発展させてくれたおかげだと言って下さった時は、大変感動を覚えました。この南マットグロッソ州という所は、現在はどこへ行っても大農園が延々と続いていて、サトウキビ、ダイズ、トウモロコシの畑がどこまでも続くその向こうに丸い地平線がはっきりと見える景色は印象的でした。

 サンパウロに戻り、今度は、全体の在ブラジル和歌山県人会に参加させてもらいました。県人出身の国会議員、州議会議員、市議会議員も何人かお見えになり、また、恒例の年長者への表彰式ではたくさんのお年寄りに感謝状を差し上げましたが、104歳の方がお二人もいらっしゃいました。会場では立食でしたが、お年寄りのために少し横に着席の特別席を設けてあった点など、さすがに心優しい木原好規会長など世話役の方々のご配慮だと感心しました。和歌山からお見えの県議さん、民間の方々もブラジル在住の方々と交歓を楽しんでおられました。その後、サンパウロ1の公園にある先没者慰霊碑を参拝しました。

 
 私が帰国する日はプロモーションの日です。ホテルの会場いっぱいの来場者に和歌山はこんなに魅力的だから是非来て下さいという事と和歌山産品の紹介と宣伝をしました。特に今回は、加工食品のメーカーが何社も参加してくれまして、それぞれプレゼンテーションをされ、実演商談会もやってもらいました。担当課長の話によると、梅ジュースの炭酸割りが絶対いける、売れること間違い無しとのことでした。このプロモーションには福嶌総領事はじめサンパウロ総領事館の皆さん、石田所長をはじめジェトロ・サンパウロの皆さんに大変お世話になりました。深く感謝します。

 最後は、恒例の日本人会役員と和歌山県人会館でのお別れ会です。木原好規会長をはじめ、おなじみの皆さんに心あたたまる歓待を受け、また再会を約束して帰途につきました。

 皆さんありがとうございました。

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