平成27年 知事新年あいさつ

 新年あけましておめでとうございます。
 謹んで県民の皆さんに新春のお慶(よろこ)びを申し上げます。
 去る11月30日の知事選挙におきまして、多くの県民の皆様の御支持を頂き、
引き続き県政の舵取りをさせて頂くことになりました。私がこれまで、県民の皆様の御支援、御協力を頂きながら進めてきた県の政策に、多数の御支持を頂けましたことは、本当にありがたいことだと思います。
 これまで2期8年間、東日本大震災を教訓とした全国トップレベルの防災対策を進めるとともに、「命の道」「チャンスの道」となる道路インフラ整備を着実に進めて参りました。紀伊半島大水害の復興も概ね完了し、地域も元気を取り戻してきました。また、産業の振興にも全力で取り組み、130社を超える企業を新たにお迎えすることができました。さらに、医療や高齢者対策、少子化対策で新機軸を打ち出すとともに、教育の充実、財政健全化など県政の改革を進めてきたところです。
 しかし、和歌山県の現状は、決して手放しで喜べるような状況ではありません。経済活性化や地震・津波対策など課題が山積しています。高齢化も確実に進み、都市部の疲弊にも歯止めをかけなければなりません。このような課題に果敢に挑戦し、大きな花を咲かせるようにしたいと考えています。
 そして、いよいよ今年は「紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会」です。多くの方が夢と感動を共有できる大会となるよう、県民総参加で盛り上げ、男女総合優勝をめざします。さらに、来訪者に気持ちよく過ごしていただく「おもてなし」運動にも一層取り組んで参ります。
 今年も一年、創意工夫の政策で和歌山県の更なる発展へ繋(つな)げるとともに、県民の皆様の温かな笑顔溢れる年になるように全身全霊で挑みます。