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仁坂吉伸の思い

お・も・て・な・し

2015年01月12日

 我々日本人は、未だ一昨年9月のIOC総会で、2020年の東京オリンピックの開催が決定したときの感激が忘れられません。その時、本県出身の体操の田中理恵さんなどの素敵な人々が立派な演説をして東京開催決定に貢献したのですが、中でもマスコミで繰り返し報道されるのが、滝川クリステルさんの、あの「お・も・て・な・し」とひと文字ずつ区切った上で手を合わせてお祈りする姿です。
 私などはあのスピーチを見て、少し人工的な感じはするが、訴えたい事を印象的に表現しているなあと思ったのですが、最近読んだ本で、まったく違った評価があるを知りました。その本の著者は長く日本に住んで、日本の伝統的建造物を守る仕事をしている英国出身の人なのですが、「お・も・て・な・し」のような単語を区切って強調する言い方は、海外では相手を見下している態度ととられてしまうので評判が悪いというのです。日本国内で評価されたといっても、この場合意味はないというのです。その人は、おもてなしというのは、本来お客さんが快く思ってもらえるかどうかが大事で、サービスを提供する方がこちらの都合や自己満足でいくら張り切ってもだめだというのです。
 そう言えば、和歌山県も、和歌山県政も、世の中の人に訴えて、その人たちを動かしてはじめて成果を出しうるような課題にたくさん直面しています。その時、ともすれば自分の立場で相手に訴えかけようとしがちです。それでは効果がないのです。相手ならどういう材料を提供し、どう印象付け、どう説得すれば、心を動かしてくれるか、自分の眼ではなく相手の眼で対応しなければならないということなのでしょう。相手の眼で、相手の心で、真の「おもてなし」をしなければならないと思いました。
次週 「お・も・て・な・し(その2)」に続く

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