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仁坂吉伸の思い

イテテテテ

2015年07月20日

 台風11号が日本をおそい、去っていきました。大型で、速度が遅く、進路が四国直撃という、紀伊半島大水害をもたらした4年前の台風12号とそっくりの台風であったので、大変心配をしました。結果はやはり、かなりの大雨が降り、熊野川の一部等では浸水が生じ、かなりのお宅が床上浸水等の被害にあわれました。また、一部の道路が崖崩れや欠損で不通になっています。心からお見舞い申し上げるとともに、市町村当局と力を合わせて、できるだけ早期の復旧に努め、被害にあわれた方々のケアをしていきたいと思います。
 
 ただ幸いなことに、台風12号と大変よく似た台風だったにもかかわらず、人的被害はなく、損害もより少なくてすみました。それは、台風のスピードが遅いとはいえ、4年前の台風12号に比べると速く、その分雨量が多い所でも3分の1ぐらいにとどまったという事が大きかったと思います。かねて準備の、県庁職員を被災地に送り込む緊急機動支援隊の出動も、現地の市町村当局が十分対応できているという話であったので見送ることができたほどでした。

 しかし、被害の全貌が明らかになってくると、ちょっと困った事が判明しました。それは広川町でJRきのくに線の傍の山がくずれ、線路上に大量の土砂が落ちてきて、電柱もいくつかなぎ倒したという事です。また、新宮市でもJRの線路の下の地盤が沈下し、線路が浮いている事が判明しました。現在JRで復旧を図ってくれていますが、特に前者の方は、くずれた箇所がもっとくずれる事がないように中途半端になっている土をけずり落とし、くずれないような補強工事をしないといけませんので、時間がかかるおそれがあります。したがって、JRは、各区間で列車がピストン運転になり、特急くろしおは和歌山市止まりという事になってしまいました。

 いよいよ夏休み、さあ観光シーズンという時に大変な痛手です。特に、今年は、これまでの県を挙げての観光振興がついに実り、昨年の観光客は、最近における過去最高を記録し、外国人宿泊客数の伸びも、ここ2年間で、一昨年は全国の24%に対し80%、昨年も全国の29%に対し43%と好調。ネットの宿泊予約数も、ゴールデンウィークが全国の2~3位、夏休みが6~8位と大健闘をしていただけに、冷水を浴びせられた感があります。まさにイテテテテであります。

 しかし、JRにがんばってもらって早期復旧に努めてもらい、「くろしお」が走らない間は何とか他の代替手段も使ってカバーして、みんなで努力してこの困難を乗り切りましょう。何せ、あの台風12号の惨状を見事に乗り切った和歌山県民ですから。

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