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仁坂吉伸の思い

行く夏を惜しむ

2015年08月10日

 いよいよ紀の国わかやま国体、さらには紀の国わかやま大会です。毎日毎日県庁前のカウントダウン電光板の数字が減ってくるに従って、ワクワクの反面ハラハラ、ドキドキの日々であります。
 しかし、今年の夏はむちゃくちゃ暑いと思います。7月上旬くらいまでは大したことがなく、イタリアのミラノで開かれている食博で和歌山の食品の宣伝に出かけたとき、ミラノのあまりの暑さに唖然としたものです(私が1989年から1992年にかけて住んでいた時は、ミラノではこんな暑さなんかありませんでした。)が、どうやら私が暑さを日本に連れてきたらしく、いっぺんに暑くなりました。皆さんお身体を壊されないように、お気をつけ下さい。
 実は私は春から夏が好きなのです。緑があふれ、花が次から次へ咲くし、生命が横溢している感じがします。個人的には暑くても割と平気なのです。反対に秋から冬はどうもいけません。なんかわびしくなってきますし、寒いと頭の働きまで鈍くなるような気がするのです。と言うのはありきたりの説明ですが、実は春から夏は趣味の虫採りがよい季節だという事もあります。緑がわき、花が咲くにつれその季節に合わせて様々な昆虫が発生します。といっても、成虫になって世間に出てくるということで、その前も蛹や幼虫として生きているし、成虫のステージが終わっても卵や幼虫として、ちゃんと生きているのですが。でもやっぱり楽しいのは成虫の観察です。
 最近はそんなに暇を取れないので遠くへは行けませんが、予定のない日には虫友の誰かに車に乗せてもらって県内の山や里に出かけています。元々は蝶が専門ですが、県内では採集してしまった感が強いので、カミキリムシを始め甲虫に半分重点を移しています。採集方法も種によって色々とテクニックがあるのですが、一番楽しいのは山の樹の花に飛んでくるのをネットでゆすって採ることでしょうか。しかし、これも春のカエデ類、カマツカ、ミズキ、タンナサワフタギ、クリ、ミヤマガマズミ、クマノミズキ、ノリウツギ、リョウブと続いて、8月も10日を過ぎるとカラスザンショウぐらいしか良い花が無くなり、季節が過ぎてしまったなあと寂しくなるのです。
 代わって夏の甲虫採集のハイライトは灯火採集です。山の中に幕を張って、そこに蛍光灯やブラックライトを吊り下げるのです。蛾やカメムシやカゲロウの類はいっぱい来ますが、私のお目当てのカミキリムシなどは一晩に数匹ぐらいしか来ません。でも山の夜は日が暮れると蚊やアブもどこかへ行き、時には満天の星が見えて、中々リフレッシュされる所があります。山の中を歩き回るので足腰を鍛えるのにもよろしい。思っても見なかった虫が現れたり、ほんの時たま生物学的にもちょっとした発見をする事があるもんですから、寸暇を惜しんで山へ行っています。先日は夜中に林道を山上に向かって走っていたら、通行可と聞いていたのに、木が倒れかかって道をふさいでいました。それをヒイコラ言いながら持っていたのこぎりでたたっ切りまして「道路啓開」をしたのです。こういうのも時々あります。

 しかし、これも夏が通り過ぎるにつれ、終了です。「季節の変わり目をあなたの心で知るなんて、もう恋は、もう恋は、終わるのね。」という歌がありましたが、季節の変わり目とともに、行く夏を惜しみつつ、虫の季節も終わるのです。
 そして、その後はいよいよ国体本番、しっかりと仕事をして和歌山の勢威を世にとどろかさなければ。

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