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仁坂吉伸の思い

真砂さんの言葉、小島さんの言葉

2016年02月01日

最近は、職員がよく働いてくれるおかげで、県政のレベルが随分上がってきたと思います。しかし、まだまだ、私にどうしましょうね、やっといて下さいね、と依存している面もたくさんあります。職員が、特に若手がどんどん自分で考えて提案をしてくれたり、外部の人にどんどんアプローチをすることが望ましいのです。そこで職員の皆さんに次のような事を言っておきました。

最近、様々な機会に立派な言葉に接する事がありましたので、披露します。

まず、真砂靖さんです。最近まで財務事務次官を務められ、現在は弁護士その他幅広い活躍をしておられます。1月30日と31日に御出身(田辺高校卒)の田辺市と和歌山市で、高校生やその保護者などに「きらめき“夢”トーク」で思いの丈を語ってもらいました。
その中で、その通りだという話がありました。財務省に入っていい所だと思ったことは、人の育て方だと言われて、財務省のキャリアパスについてご説明があったのですが、その中に財務省の若手には常々こう言っているし、そう期待しているというものがありました。それは、「結論をどうしましょうか、と上司に相談するな。自分で決めて、それがいかに正しいかを上司に説明せよ。」というものでした。財務省も、私がいた経済産業省も、若い時からバシバシ仕事をやらされます。当時は世の中からおだてられましたから、調子に乗って「ブタも木に登る」をやってきたような記憶がありますが、そのときに確かに、こうすべきだと自分で考えてそれがいかにいいことかを説いて回った記憶がいっぱいあります。出る杭は打たれるという言葉がありますが、少なくともこういう風に自分で考えて、こうしましょうと説いて回って、「生意気だ、出過ぎたことはするな」と言われたことは一度もありません。もっとも、提案をすれば何でも通ると思ったら大間違いで、自分の主張する正当性をボコボコに叩かれ、間違いや甘さを指摘されてノックアウト寸前という記憶も山のようにあります。しかし、いくら優れた人が上にいても、その人が考えつく「いい事」は限度があるのです。優秀なトップと大勢の指示待ち人間からなる組織では、やはり、その機能に限界があります。皆がああすべきだ、こうすべきだと考えて、議論を重ねて政策が構成されるというのが一番よいのです。

この点について、先般、たま駅長を世に出し、和歌山電鐵貴志川線を再建軌道に乗せてくれた小嶋光信社長とお話をしていたら、小嶋社長も、本拠の両備電鉄で、若い人にどんどん提案をさせて、仕事にチャレンジさせているのだと言っておられました。給与体系も年功給の部分はうんと小さくして、活躍したらそれが給与に跳ね返るようなシステムにしたそうです。小嶋さんが言っておられました。「大体有能な若手が、若い時に上司にただ従ってばかりいて、自分で積極的に仕事を構想する経験をしていないと、その若手が十分昇進してからさあやるぞと思っても、もうその能力は失われている。」と。したがって、生意気と言われても(多分そう言う人もいないから)、若い時から、どんどん仕事のあり方を考えて、提案をして下さい。自分で考えた話が実現していくとえらいおもしろいですよ。
小嶋さんはこうも言っておられました。「大体色々な事はよく失敗するけど、失敗してもいいからどんどん積極的にやればいいんだ。両備では、一回目の失敗はいい、大事な事は二度目は同じ失敗をしないことだ。三度目にまた同じ失敗をしたらその人はペケだ」それもそのとおりだと思います。何かに挑戦して失敗したことは旗本退屈男の眉間傷です。(古い!)

ただし、2つの事に注意しましょう。独走してもいいけど、隠れて(又は隠して)独走してはいけません。こうこうやりたい、又はやってますが、それはこういう点で絶対いい話ですから認めて下さい、などとちゃんと上司に連絡はとることです。真砂さんの「自分で決めてそれがいかに正しいかを上司に説明せよ。」と一緒ですね。もう一つは「若手がやることだ、正しいかどうかは分からんが、芽を摘んではいかんから、とにかくえらいと言って励ましてやろう。」と上司が思うことは間違いだし、無責任だということです。我々のクライエントは県民の皆さんであって、自分の部下の若手ではありません。遠慮なく議論すべきです。おかしいと思ったら、別の結論にしてもよろしい。だけど、問答無用は論外で、上司部下の別なく堂々と正論を展開すべきです。それに部下の意見を否定したら(あるいは認めても)結果の責任はとるべきです。(私が就任した時に県庁に若手がやることは何でもサポートしてやらなければならないので、とにかくやらせてやろうという風潮があり、そういうプロジェクトもありましたが、私は中味は遠慮なくたたかせてもらいました。)若手は甘やかされるべき存在ではなく、採用された瞬間にもう県民のために最善の事をしなければならない一人前の人であります。

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