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仁坂吉伸の思い

世界陸上に思う

2017年08月14日

 ちょっと前ロンドンで世界陸上競技選手権大会が行われており、テレビで興味深く見させていただいていました。時差の関係で、決勝競技が日本時間の深夜から明け方になるので、生中継はパスしていますが、朝のニュースで結果がわりと要領よく分かるので、重宝していました。
 我々聴衆が最もエキサイトするのが競走ですが、これは自己との戦いのみならず、他者との熾烈なる競走がわくわくするというものであります。こういうものは、別に応援する選手がいなくても観戦そのものがおもしろいのですが、そうでもないものに投てき競技や跳躍競技があります。我が日本人の不得手な種目が多かったのですが、唯一ハンマー投げで室伏選手が大活躍をして、日本人の誇りを大いに高めてくれました。しかし、こういう競技は、他者と争っているといっても、同時にトライするわけではありませんから、主として自分との戦いであろうかと思います。そういう意味ではマイペース、自らのパフォーマンスをいかに高めるかという事が勝負になります。

 一方、陸上競技ではありませんが、テニスやスカッシュは相手選手とのボールの打ち合いですから、相手の出方に応じてこちらの対応も瞬時に変えなければなりません。マイペースではいけないわけであります。陸上の競走などは、先の投てきや跳躍競技とテニス・スカッシュ競技あるいは格闘技などの中間にあるようで、直接玉の打ち合いや投げ合いはしませんが、レースでは、ライバルとの駆け引きが中々重要であるようです。

 というような事を考えていて、県庁室のブリーフィングを思い出しました。県庁の諸君は有能で真面目ですから、所管事項に係る出来事や問題点、今後の方針などを詳しく教えてくれるわけです。ごくたまに、前に聞いた事をずっと答を寄こさないで放ったらかしにされて、そのうち思い出して、あれはどうしたんだと文句を言う事もありますが、総じてちゃんと説明をしてくれ、私からは了承をしたり、変更指令を出したりしているわけです。

 ほとんどの県庁の諸君は用意周到ですから、日本や和歌山県の置かれた環境から説き起こし、必要性を立証し、講ずべき対策をとうとうと論じてくれるのです。私もいつもは、まずそれをきちんと聞くように努力しているのですが、その上で、自分の頭で得心が行くように質問をしたりします。時には、時間があまりにもない時は、大上段の所はよいから、内容について質問させてくれというショートカット対応をさせてもらうこともあります。(その際、パスした所は完全に説明者と共感を持っているので飛ばさせてもらってますので、どうぞお許し下さい。)ところが、そういう質問をすると、今までとうとうと説明をしていたのに、急にガクッと調子が悪くなる人がいます。そういう人は、こちらが確かめたくて聞いている事に答えず、また、一から説明を繰り返すのです。そういう時は2、3度聞き直して、まだ同じ事を繰り返している人には「質問に答えよ」などときつい事を言ったりしてしまいます。多分そういう説明者は自分の説明の鮮やかなパフォーマンスに酔いしれていて、質問が耳や頭に入っていないのでしょう。

 こういう人は、投てき競技や跳躍競技の人だなあと思うわけです。テニスやスカッシュをしていたら、いくら格好の良いフォームで玉を打っても、相手が打ち返してきた玉をまた打ち返さないと、勝負はあっという間に負けてしまいます。それでは困るわけですが、県庁の仕事も半分以上はテニス・スカッシュ型のような気がします。私への説明だけではなくて、県庁の外の人との折衝や合意形成などの面で同じような局面がたくさんあるでしょう。したがって、県庁の皆さんは説明の美しさに凝ることも意味はないとは言いませんが、周辺も軽く広く勉強しておいて、説明を受ける人や仕事の相手の出方で柔軟にやれば良いやという軽い気持ちでのぞむことも大事でしょう。こちらの説明とかの型にばかりこだわっていると、ボクシングなどの格闘技なら、相手から不意打ちをくらうと一発ノックアウトでありましょう。

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