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江戸の町
2018年02月05日
私の好きな作家に浅田次郎さんがいます。いろいろなジャンルに様々な顔の作品を書く人であり、その都度七変化をするわけですが、全てに共通に言えるのは、真の悪人が出てこないということであります。きっと作者自体の人柄が良いに違いありません。たくさんの作品を読みましたが、それほど前から愛読者だったわけではありませんので、最近でもまだ新しく読む作品があります。その中に、「天切り松 闇語り」シリーズがあり、ぞくぞくするような面白くて、良い作品であると思います。
中味の人情話もいいのですが、話の背景になっているのが、明治末から昭和の初めに書けての東京の町でありまして、またその頃の流行であったり、流行のライフスタイルであったり、今も名の通っている伝統のお店であったりするのも楽しいことであります。また、歴史上有名な人が、出てきて、主人公達と絡む、絡み方も味があっておつなものがあります。私の子どもの頃、蔵とか物置、あるいはうんと田舎の鉄道の駅舎の壁なんかにあった色あせたポスターのような、色で言うとセピア色の背景の中で、物語が展開されるのがなんとも言えません。
そのような魅力の一つが、よく考えてみますと、江戸時代から続いた東京の古い地名にあると気付いて、にっこりしました。古い地名には、そこに生きた多くの人々の息づかいが感じられますし、伝統や歴史やいわれを知っていることが、その地に対する魅力を高めてくれるものと思います。最近は古い地名がどんどん整理統合されて、東◯◯とか西◯◯とか、××北とか南とかどうも無味乾燥なものになり、大概はその後ろに何丁目何番地何号という風に整理されていく傾向があるようです。便利なのでしょうがどうも寂しい感じがします。私が生まれた時の生まれた所の地名は、和歌山市関戸×××でしたが、今や和歌山市西高松◯-△-×になってしまいました。
そういった中で天切り松に語られる東京の古い地名は大変魅力的でした。しかし、和歌山県にもまだまだ古い歴史と伝統と郷愁を感じさせてくれるような地名が残っています。和歌山市についてもお城に近い、旧市街中の旧市街には、そういう地名の所が多いようです。実に良いことだと思います。将来とも何とかこういう地名は残してもらいたいと思います。市役所様よろしくお願いします。
