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「もうこれでええのに」の罠
2018年07月16日
知事にならせていただいてから12年間、私の1つの仕事は、和歌山の時代から取り残されてしまった部分を一生懸命直して取り返す事でした。高速道路をはじめ幹線道路の整備を進めること、産業活動に新しい血と活力を導入すること、大学を新設したり、誘致したりすること等々です。
何故遅れたかを色々勉強すると、「もうこれでええのに」という気持ちの持ちようによく行き着きます。先のことを考えて、新しい事に着手しようとすると、すぐに不都合な事がどんどん現れます。道路を整備しようとすると、用地を取得しないといけませんが、それはそこで暮らしていた人に立ち退いてもらわねばならないということです。新しい産業や企業を誘致したり、企業に新規投資をしてもらおうとすれば、ひょっとしたら公害、交通渋滞などの不都合が予想されます。今の仕事や生活にまずまず満足している人にとっては、「もう、これでええのに、何でそんな事を、うるさい」と言うことになるのです。
しかし、今の仕事や生活は、世の中の経済構造や技術進歩、国際情勢が変わっていく中で、そのまま未来永劫に保証されているわけではありません。道路を便利にして、地域の競争力を高くしておかないと、新しい成長の芽はよそへ行って衰退が待っています。人は皆今を生きていますから、この満足している今がずっと続くと錯覚してしまうのです。
したがって将来を想像して、新しい要素をどんどん付け加えて行かなければ、ズルズルと後退していく地域の衰退が待っています。
新しい事を付け加えていこうとすると、いっぱい不都合な事、心配な事が浮かんできます。それ故に、あれは心配、これは反対と言いたくなる事も自然なことなのです。
しかし、それに身を任せてしまえば、「もうこれでええのに」の罠にかかります。そういう不都合は、できるだけ除去をする方策を積極的に取りながら、未来に向けて新しい要素を付け加えていかなければならないと私は思っています。就任したときに発見した、30年間の県民所得の伸びが全国でビリというのはもういやです。
