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仁坂吉伸の思い

和歌山県新型コロナウィルス感染症一応の沈静

2020年02月26日

 今や新型コロナウィルス感染症は世界中に拡まり、日本でも毎日どこかで新たな感染者が見つかって、報道されています。
この和歌山県でも2月13日に、感染者が判明し、しかも、その方は病院の医師で、同僚にも感染しているようだし、入院患者にも感染が疑わしい方もいるという状態でありましたので、大変な危機感を感じました。病院を介して感染が次々と拡がると困るし、ひょっとしたらもう和歌山県内に感染が拡がっているのではないかという恐れもあったからです。
 そこで、さっそく対策本部を立ち上げて、対策を考えて、実施するとともに、情報は出来るだけ公開して県民の方々がそんな感じかと安心していただけるようにしました。記者会見は、こんないやな話題の時は、トップが出ないと、どうしても職員だと遠慮して言えないことも出てくるし、方針や考え方は、やはり、責任者が表明しないといけませんので自分でやることにしました。

 方針は、大きくは3つで、第1に院内感染の恐れのある済生会有田病院の外来受診はストップしてもらい、これまで受診していた人で、何か不安だなという人には接触者外来を設けて対応してもらいました。入院患者さんは他に移ってもらうことは困難なので、感染が疑わしい人からどんどん検査をして、陽性の方は他の病院に移ってもらってしっかり隔離治療をし、残った病院関係者は、1人残らず検査をして、陰性を確認していこうということにしました。その際も患者さんの所へ診察に行く医師、看護師さんなどや、感染者の近くに行ったことのある人と、トリアージをしていって最終的に本日全員陰性が確認できました。何せ全部で474人もおられるので、県と和歌山市の環境衛生センターにフル回転してもらい、大阪府には、大量の検査をお願いし、検体については厚労省にお願いして確保した上での話で、本当に感謝しています。これで、一定の経過観察期間が過ぎれば済生会有田病院は完全に安心な病院として病院機能を回復してくれることになります。今のところ最後の患者が判明して転院した日から2週間として、3月4日頃に再フルオープンでいいのではないかと思っています。

 2番目に、ひょっとしたら県内に感染が拡がっているのではないという懸念を払拭するため、県内すべての医療機関に、何か怪しいなと思うような肺炎の患者がいたら、すぐ連絡してほしい、すぐ検査をしましょうという連絡を流して、今まで64例を検査しましたが、2月16日にこの病院の比較的近くで1人の方の陽性が判明したほかは全員が陰性でした。病院関係者であれ、この方のような病院と接点のない方であれ、陽性の方については、立ち回り先、行動歴を徹底的に調べ、濃厚接触者については症状が出ているかいないかに関わらず検査をしましたので、今まで判明した13人の陽性の方以外に感染を疑われる人はありません。またこれらの人の立ち回り先はもちろん、1月後半ぐらいから中国人の観光客などが立ち寄っていたホテルや店も徹底的にヒアリングをかけて従業員などで体調に問題のある人はいないかと調べ回りましたが、全部大丈夫でした。これらのことから、和歌山県では、今、新型コロナウィルス感染症が拡がっていることはないと判断しています。

 3番目に、何せ和歌山県で新型コロナウィルス感染症が発生と聞いただけで、県民の方々の心配は予想されるので、相談窓口を一挙に増やし、電話相談などは24時間対応にしました。皆さんとても心配をされると思うからですが、たくさんの相談が寄せられています。

 以上のような対策を毎日毎日、県庁をあげて実施してきた結果、前述のように、済生会有田病院も既に全員が陰性で正常化の入口に来ているし、県内にも感染の兆候は見られないので、和歌山県に関しては感染症の拡大防止に一定の成果はあったと思うに至りました。

 ただ、逆に全国で次々と感染者が出ていることから、また別のルートで感染が出てくる可能性は理論的に考えられます。 

 その時は、これまでのように早期発見をして、感染者の行動を調べて、濃厚接触者を検査したり、立ち回り先の人を観察下に置くといった対応をして、感染者が拡がらないようにしていくことしかありません。これも今回の感染への対応で訓練も積んだので、うまくやっていけると思います。
しかし、前回新型インフルエンザの時に、和歌山県がうまく抑え込んでいたのに、対策の手を離してしまった他県からどんどん感染者が流入して、感染が止められなくなったように、感染が広く拡がる可能性もあります。その時は、重症者をちゃんとケアすることを主眼とした対策に転向せざるを得ないかも知れず、その場合のことは内々検討はしていますが、まだ現状から見て、それを発動する必要は無いと思います。ただ、政府がもうそこに舵を切ってしまったようなので、逆に感染者が増えないかと、少々心配であります。

 今のところ、和歌山県は13人の感染者が出ましたが、1人を除いて軽症(もしくは無症状)で、どんどん治って陰性になり、一定の経過観察期間を経て自宅待機からまもなく社会復帰という状況にあります。
中国などでは死者もたくさん出ていますから、悪化すると恐ろしいのですが、早期に発見して、早期に適切な治療を受けた人は、重症化しないで治ることも多いようです。そういう意味で、普通のインフルエンザとそんなに変わらないという専門家の見解がなるほどと思われるわけです。県では少ない事例ですが、重症化をくい止めた感染者について、どんな治療をし、どんな薬を処方したのかについて情報を集めているところです。全国的にこういうデータが集められれば、もっと危険度は減ると思います。発表された政府の方針によれば、37.5℃以上の熱が4日続けば受診をせよとありますが、今時、熱のある風邪になれば、すぐクリニックなどを受診されるでしょうし、4日も治らないなあという時はクリニックの医師の判断でレントゲンやCTで肺炎の有無を診てもらい、肺炎があれば、PCRの検査をしてもらえば、仮に感染しても、重症化しないでくい止められるのではないかと思う次第です。和歌山県では、その方向で医療関係者にお願いをしようと思っています。従ってうつらない、うつさないようにすることはもちろんで、そのための注意は政府等から発表されていますが、数々の専門家が言われるようにうつったとしても、そんなに深刻に恐れる必要はないと思います。

 というわけで、今のところ、和歌山県で新型コロナウィルス感染症が拡がっている可能性は少ないと思います。従って、通常の感染症予防の行動を取りながら、普通の生活を続けていっていただければと思います。うつると困るから学校は皆休校にせよというお願いが来たりして、親御さんの御心配は痛いほど分かりますが、世界中の感染が治まるまでずっと休校などということにしますと、その間の子供の学力低下などどうしてくれようぞという話が別途生じます。仕事やイベントも同じです。主催者の判断を尊重しますが、県としては、現状認識が上記の通りで、検査、調査の結果はそれを証明していますので、現在はことさら自粛中止要請は致しません。ただし、そのイベントなどでどんなに重要な役割を担われている人であっても、熱がある等体調に不安のある人は念のため出席を控えていただいた方がいいと思います。しかし、いつ状況が変わるかも知れませんので、イベントの自粛や施設の閉鎖、休校などが必要と思われる時は言っていただくことを勧めます。その時は、また広くアナウンスをして必要なメッセージは迅速にお伝えしようと思います。

 夜を徹して頑張ってくれた、病院関係者、県庁関係者、市町村関係者、厚労省はじめ国機関、大変な尽力をして下さった国会議員や県会議員の方々、資材の寄付をして下さった県内外の企業など全ての方に感謝します。

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