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仁坂吉伸の思い

新型コロナウイルス感染症に関して(その6) -とりあえず2次感染なし-

2020年03月09日

 3月5日再び大阪のライブハウスに起因すると思われる新型コロナウイルス感染症にかかっている人が見つかって、和歌山県にも緊張が走りましたが、幸いこの人が通っていた会社の同僚、そうとは知らず受診していた2つのクリニック、そして家族及びその接触者すべての方のPCR検査が陰性と出ました。PCR検査をするほどのこともないと思われる、この方のちょっとした立ち回り先、通勤の駅なども徹底的にヒアリングに行かせてもらいましたが、具合の悪くなった人など異常はまったく見られませんでしたし、JRは徹底的に消毒もしておられます。2次感染はどうやらなさそうなので、もちろん経過観察もおこたりませんが、一応大阪のライブハウスにおける集団感染のうち和歌山の一人に関しては、この人一人に感染をとどめることに成功したということで封じ込めの目的を達することができ、ほっとしています。

 和歌山県、和歌山市を上げての封じ込め作戦のため、両機関の職員がすごいスピードで働いてくれました。感染者の働いていた会社やJRも誠心誠意協力してくれて感謝しています。特に会社については実名を発表させてもらいました。あいまいな発表では、和歌山市一帯がコロナウイルスの脅威にあるように、県民、市民にとられかねないという懸念から、社長に私から頼み込んで了解をしていただきました。私から、そのかわり、出勤していた関係者全員をPCR検査して、非感染を証明できるようにします。その結果次第では、再開はすぐ出来るはずですからと申しましたが、全員陰性で本当によかったと思います。国の基準では、感染の疑いがある人でPCRが陰性の人は2週間の経過観察ということになっています(直近では4週間のセルフチェックということに変わったようです。)が、今回の場合、フロアーの中で誰も陽性が出ていないということから、早期に事業再開をして従業員に会社に来てもらってもかまわないという方針をお伝えしました。ただし、経過観察中なので、出勤は公共交通機関を御遠慮いただくこととし、帰宅後は極力自宅にてセルフチェックをしていていただくということにしました。
こういう形で社長の御厚意に報いることができ、これまたほっとしています。

 ただ、全国の感染状況を見ると、今回のような感染者の発生はいつ起こるかわかりません。また今回と同じようなことが起きたら、迅速に抑えこみに努めます。

 今日うれしいことにさらに1人、病気が完治して退院されました。和歌山県では、現在は患者さんの数は4名です。(1人がお亡くなりになるという悲しいことはありましたが)最盛期13名の患者さんがいた当県では、現在は、患者さんの数は既に大幅に減っています。当局の発表もメディアの報道も、何人の感染者が出て、全体として合計何人になりましたと累計ベースでしか発表されませんが、現在全体として病気の人は何人かという「残高又は現在数」ベースの方がより実態を伝えることができるのではないでしょうか。全国ではまだ増えているようですが、和歌山県のように発生数をできるだけ抑え込むようにすべての地域ががんばれば、退院者は続々と増えてくるでしょうから、患者の現在数は減っていって、この病気との戦いの展望も見えてくるのではないでしょうか。

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