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仁坂吉伸の思い

新型コロナウイルス感染症対策(その34)-毎日はらはら どきどき-

2020年08月10日

 このところコロナがまたぶり返してきて、大変です。感染者数だと全国も和歌山も緊急事態宣言解除前をとっくに超えています。重症者と死者は前より少ないのですが、これも処置が悪いと重症化しやすいし、死者も出ますから楽観は出来ません。
 私はつとに感染拡大防止は感染者を発見して、行動履歴を調べて検査して、陽性者は隔離するという保健医療行政と、国民、県民の行動の抑制、自粛という協力との足し算だと言っており、後者ばかりに頼ると経済も生活も皆破壊されてしまうので、前者が頑張っている間に、国民、県民は安全に気をつけながら、平素の生活と活動をしましょうと言い続けてきました。さらに、各保健所を統合ネットワークとして使う県当局の機能が大事だと言い続けてきました。そして、一度緊急事態宣言下で国民、県民の自粛協力で流行が下火になったときにこそ、それまで大混乱で十分に機能しなかった県の保健医療行政は、たがを締め直して、強化をしておくべきだと言い続けてきました。多くの県は、そうしてきたと思いますが、一部、どうもその重要度を理解しなかった地域が有り、感染者が少ないうちに必死で対応していたらこうはならなかったのにと思うような時期を看過して、大爆発になってしまい、それが各地に伝播して、今の大変さに結びついているのが悔やまれます。
 保健医療行政がきちんとしている和歌山県でも、お隣や東京から感染を持ち込んでくる人が当然いて、その数が結構多くて、それを囲い込んで感染拡大をさせないように必死の作業が続きました。
 今のところいくつか危ない局面はあったものの、囲い込みに成功しているのは、ひとえに県庁の野尻技監をトップとする保健医療行政のチームが和歌山市や各病院、クリニックの先生方と協力しながら頑張ってくれているお陰で、県民の皆さんもこれは是非正しく評価してあげて欲しいと思います(自分の部下なので言いにくいのですが)。しかし、全国の感染状況から見て、いつ和歌山でも、これらの人々の努力を吹っ飛ばすような大流行が起こってしまわないかとハラハラドキドキの毎日です。

 しかし、一方では私には別のハラハラドキドキがあるのです。それは、和歌山県の経済と人々の暮らしがこのコロナ騒動に耐えられるかということです。あの緊急事態宣言下の状況のような事態がさらに続いたり、繰り返したら、和歌山経済は脆弱なところから崩れ去っていきます。健全な経営をしていた企業もそう長くは持ちません。経営が崩れるということは、そこで働いている人の生活が吹っ飛ぶということですから、そうなったら日本のような国では、政府や県や市町村がいくら支えようとしても、ほんのわずかな力にしかなりません。学校が開けないと、子供達の教育もできないし、コロナが怖いと医療を受診することから遠ざかると、コロナ以外の原因で命が危うくなります。生活苦に陥った方々がおそらくコロナよりもはるかに大きいスケールで命を縮めるようなことが起こることは、歴史が何度も繰り返し証明しています。

 今は耐える時です。コロナリスクを0にするために、あとはすべて犠牲にして、関係を絶って、閉じこもるということは、上記の流れから現実にはもっと別のリスクが高まることになるからです。幸い和歌山県は、県の保健医療行政が頑張っているから、コロナの不安に耐えながら、コロナに引き起こされた不況に耐えながら、仕事も頑張り、健康にも留意しながら、耐え続けなければならないと思うのです。ただ、誰かが無茶なことをして、あるいは行政側に穴があって感染が爆発しないか、我が英雄的に頑張ってくれている保健医療チームが倒れて崩壊してしまわないか、毎日ハラハラドキドキであります。
 だから、いくら日常をシャットアウトしないで頑張りましょう、観光客も迎えましょう、帰省客にも帰ってくるなと言わないでおきましょうと言いながらも、そこは気をつけていただかなければならない点はあり、それを8項目に分けてこの間から発表し、県民の皆さんにお願いしています。

 ・首都圏と大阪に出かけて会食しない
 ・遅くまで集団で会食・宿泊しない
     ◇     ◇
 ・症状がある人は通勤通学を控えてクリニック
 ・事業所では発熱チェック
     ◇     ◇
 ・各事業所で感染拡大予防ガイドライン
 ・病院、福祉施設サービスは特に注意
     ◇     ◇
 ・濃厚接触者は陰性でもさらに注意
 ・クリニック等は疑い症例を積極的に発見

 はじめの2つは、最近の感染のきっかけが顕著な事例について、県民の方に注意を喚起したものです。こういう点に特に注意をして、安全な生活、安全な外出に気をつけてくれれば、特に外出制限をきつくしたり、普通の通勤や通学まで移動の制限をしないでも、とりあえずいいのではないかと思います。

 2番目の2つは、ずっと言い続けてきたことですが、この間から、これを守ってくれなくて、症状があるのに仕事に行った人から、感染が拡がってしまったケースがいくつか出てしまいました。特に和歌山では、クリニックがコロナかどうか発見の助けもしてくれますから、具合の悪くなった人は無理をしないでクリニックで診てもらって下さいということです。それでも、根が真面目な人が多いのか、熱をおして仕事に行ってしまう人が多いので、事業所側で出社時に発熱チェックをして下さいと強く指導を始めています。額などにかざすと熱がわかる装置を入れてもらうか、県庁でやっているように、通勤前に必ず熱を測って職場で自己申告をしてもらうか励行してほしいと思います。

 3番目の2つは、安全な営業という事です。各業界ごとに安全ガイドラインを定めていますので、これを守ってもらって、その各条項と下記のようなシートを合わせてお店の前に貼っといてもらうという事を強くすすめています。
 この点については、繰り返し県庁の担当が各業界のチェックに入っています。総じて守ってくれていますが、そうでないお店には特にお願いをするとともに、何度も調査は繰り返したいと思います。また、病院、福祉施設サービスは特に注意という事はずっと前から強く言っていますが、熱のある人、体調のおかしい人は絶対に勤務させないで下さいという事です。ここにコロナウイルスが入ってしまうと、もともと体の弱い人が利用しているわけですから、クラスターが発生もするし、命が危なくなります。また最近は、福祉施設だけでなく、通所サービス、訪問サービス、入浴サービスなど出張型サービスにも感染が広がったケースも発生しました。こちらも十分注意して下さい。

 4番目の2つは最近、和歌山県で起こったことをもとにした注意です。

 和歌山県は保健医療行政がしっかりしているので、濃厚接触者を割り出して、すぐPCR検査にかけます。しかし、これが早く手を回しすぎて、まだ病気が発生していなくて、PCRで陰性になった人が、段々ウイルスが増えて、少し後に陽性になり、又は発症するというケースがありうるのです。規則では陰性の人も2週間は経過観察ですから、人との接触はやめていただかなければならないのですが、そういう人が1回陰性だったからと油断しないでください。是非2週間は用心。仮に症状が出たらすぐ保健所か医療機関に連絡してほしいと思います。
 また、今回の再流行で、和歌山県の特有のクリニックの発見システムが十分機能しなかったケースもありました。おそらく症状が軽すぎてドクターがコロナを疑わなかったからだと思いますが、全国的大流行の時期なので、保健所や感染症病院が、和歌山県はPCR検査を拒絶したりはしませんので、疑い症例は積極的に通告してほしいと注意を喚起しました。今回は肺炎になかなかならない人も多く、見極めにくい例もありますが、味覚嗅覚障害が逆に多いので、前広にどんどんご連絡いただければと思います。

 以上のような注意を県民の方々にお願いしつつ、今日のところは、それ以上の行動制約を私の口からはあえてしませんと申しています。

 ただ、それでコロナは大丈夫かと県民の方々も心配しておられることと思うし、これで爆発したらどうしようと私だってハラハラドキドキなのです。しかし、私には上記のように和歌山の生活や経済がつぶれてしまわないかというハラハラドキドキもあるので、事態の大きな変化がない限り、今のところはこのままがんばっていきたいと思っているのです。

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