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仁坂吉伸の思い

新型コロナウイルス感染症対策(その49)-データで見るコロナ対策の急所(その2)-

2021年01月07日

 全国的にコロナの感染は止まりませんが、防戦の成果を割合上げてきた和歌山県でも年末から急にコロナ感染者が増え、1月5日17人、1月6日18人、1月7日21人と過去最多を記録しています。保健医療行政の頑張りで感染拡大をくい止め、生活経済はできるだけ制限はかけないで県民生活を守るという方式を取っている和歌山県ですから、野尻技監傘下の県庁保健医療行政チームや各地の保健所、特に感染の集中している和歌山市保健所の負担は大変なことになっています。感染症法を使って陽性者を早期発見、早期隔離し、陽性者の行動履歴を徹底的に追って、次の陽性者を早期発見するというプロセスをものすごく丁寧にやってくれているので、感染が爆発しないで、結果として入院者が減って医療現場にもそれほど負担をかけないでもすむというわけですが、こう陽性者が増えてくると、このような作業も本当に大変になってきます。しかし、ここが崩れたら、感染のひどい大都市みたいになるので、何とか持ちこたえて欲しいと思っていて、思っているだけだといけないので、援軍をその都度送るように努力しています。

 しかし、今まで見事に頑張ってくれたお陰で知見がたまっています。このメッセージの「(その47)-データで見るコロナ対策の急所-」のように、またデータを見ながら感染防止対策の急所を申し上げます。

(A図)

 A図は、かつても使った感染経路の再掲ですが、最近の11月、12月は灰色部分の感染経路不明が増えています。前にも申しましたが新規陽性者が見つかった時点では感染経路不明のケースがかなり多いのですが、行動履歴を調べて、検査をしていくと逆に別の人からうつされていた、その別の人は、他県でかなり飲食をしていて、その仲間が感染していたといったようなことが分かってくることが多いのです。そういう意味で和歌山県の11月、12月の感染経路不明例は、今後、時とともに減っていく可能性もあるのです。関西広域連合の防災局で域内のコロナのデータ収集をしていますが1月4日時点で各府県別の最新(10月25日以降)の感染経路不明者の割合は、滋賀県 25.4%、京都府 41.4%、大阪府 52.0%、兵庫県 39.2%、奈良県 39.6%、和歌山県 18.1%、鳥取県 20.7%、徳島県 0% 計 46.3% と和歌山県が徳島県に次いで低い値となっています。行動履歴を一生懸命追っている証拠だと思います。
 しかし、その和歌山でも今は明らかに感染経路不明ケースが増えています。市中感染のリスクも高まっていて、油断はできないということです。

(B図)

 B図は、感染者の推定される感染機会です。共同生活と飲食と会話が3/4以上を占めています。1位の「共同生活」というと、家族に感染したというケースです。特に最近は帰省者が家族にうつしたというケースが増えています。2位の「飲食」の感染リスクが高いのは当然ですが、共同生活の中でも、家族との飲食の際にうつしたというケースが多いものと推察されます。最近のケースでは、帰省等を契機として友人と結構大人数で同窓会などを開いて長時間楽しんだというケースもあって、そのいずれも、これまで県民の皆様へのお願い「特に感染が拡大している地域に出かけての会食や接待を伴った飲食をしない」と「遅くまで集団で会食・宿泊をしない」で申し上げていたことなので、残念であります。結構数少ないお願いなのですが・・・。
 3位は「会話」で、ヒアリングによると、マスクを少なくとも一方がしていないで会話をしていたというケースが多いようです。やはりマスクはこの際だからするように励行しましょう。そういう目で世の中を見ていると、鼻を出して口にだけマスクをしている人が見かけられますが、これは感染予防上、とても良くないというのがお医者さんの見解です。最近は鼻を出している人がいると、鼻が気になってしまいます。鼻を出しているとそこだけ目立ちすぎて美的にも良くありません。

(C図)

 C図は、年末年始の感染状況です。やはり県外要因が多いのですが、県外へ行ってきた21%と帰省28%が目に付きます。帰省については、懸念する声が県庁にもありましたが、帰省自体を止めるのは難しいだろうから、帰省した時にお年寄りなど重症化リスクの高い人にうつさないように注意して下さいということに呼びかけをとどめました。もっと強く言った方が良かったかと自問しています。

 今お願いしているもう1つの図は、発症後陽性判明までの経過日数とその人がうつしたと思われる人の数並びに検査のためPCR検査を行った接触者数の相関データを表した図です。目下保健医療行政の司令部が感染拡大で作図が頓挫していますが、感染防止オペレーションの方が大事なので催促はしていません。
 何らかの症状があるのに、我慢して職場や学校に出かけた結果、余分に患者さんを出しているのではないかと思っています。私は、毎日のように、1人1人の患者さんの感染経路のチャートを見ていますので、発症後陽性判明までの経過日数とその人がうつしたと思われる人の数には、絶対両者に相関があると考えています。
 感染した可能性のある人が多かったら、その分保健医療関係者の苦労は増えるのですから、また、当然感染者がどんどん出るはずなのですから、とにかく今は、どうも体調がおかしいなぁ(ひょっとしたらコロナかもしれないな)と思ったら、すぐかかりつけのクリニックなどに電話をして、医師と相談し、PCR検査を受けてほしいと思います。かかりつけ医がなかったら県庁の専用ダイヤル073-441-2170へどうぞ。すぐご案内します。

 和歌山県でも今このように感染者が増えています。感染の拡大防止と感染者の容体の急変も考えて、全員入院制を堅持していますが、あらかじめ準備をして結構拡大してきた病床数も、感染者の増加に従って段々窮屈になってきています。保健医療当局と病院関係者の苦労が増してきています。しかし、一方で退院基準も短くなってきていますので、感染がこれ以上うなぎ登りに増えなければ、何とか維持できると思います。しかし、当然油断は出来ません。従って、後述の県民の皆さんへのお願いは、是非守ってもらいたいと思います。和歌山県は、おそらく、全国の中でも行動などの制限を最も限定的にしている県だと思いますが、だからこそ、せめてお願いに掲げた数少ない事だけは守ってほしいと思います。

 病院の病床占有率の関係で問題となるのは、高齢者と障害のある人が感染した場合なのです。何故ならば、そういう方の場合、重症化リスクが高く、中々治らないので、ずっと病床に留まるということです。そうすると、病床の回転がはかどらず、病床占有率が心配になります。また、特に障害のある方や体の不自由な方のケアは特別に看護が大変になります。ただでさえ不足が懸念されるコロナ病床のマンパワーに、圧迫要因となるのです。また、病院関係者がうつってしまうと、うつった人はもちろん、濃厚接触者となった人も含め、その部分がしばらく機能停止となりますので、これも病床占有率とマンパワーに圧迫要因となります。
 従って、病院や高齢者、障害者のいる施設とサービスにコロナを持ち込ませないようにすることが大変重要です。このため、県民の皆さんへのお願いで度重ねて申し上げているとおり、
 ・症状が出れば通勤通学を控えて直ちにクリニックを受診
 ・事業所では発熱チェック
 ・病院、福祉施設サービスは特に注意
 ・医療、福祉施設の職員は家族以外との会食を控える
にどうか気をつけて下さいますようお願いします。

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