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仁坂吉伸の思い

新型コロナウイルス感染症対策(その72)-県民の皆さんへ-

2021年08月30日

 8月29日(8月25日収録)、テレビ和歌山の和歌山広報番組「きのくに21」の場を借りて、最近のコロナの状況とこれに対する県民の皆さんへのお願いを申し上げました。最近の状況と対策について包括的に言い尽くしていますので、これをもとに言い忘れたことなど若干の加筆をして、以下に掲げます。

 コロナ感染は大変な状況になっています。もちろん和歌山県は、全国の中ではマシな方ですが、それでも、毎日、100人に達せんかというぐらいの感染者が出ているのは、もう由々しき一大事です。和歌山にとっては大変なことであります。その大変な状況をもうちょっと分析をいたしますと、こういうことになります。
(図1)

 この図1は、いろんな基準が国から出されていますので、それによって分析したものですが、和歌山の感染状況は表の上の方と下の方で好対照です。
 まず上の方は病床のひっ迫具合を表しているんですけれども、病床全体の使用率が、93.8%あるんです。これは大変です。ですから、和歌山県の目標とする全員入院がとても難しくなっているというのが、現状であります。ところが、その下に入院率というのがあって、これは100%です。すなわちこの時点で何とかまだ全員入院です。こんなことをやってるのは、実は、全国広しと言えども和歌山県だけです。よそでは、本来ならば入院をさせたい患者さんも入院させることはできないので、自宅で療養していただいているというケースが圧倒的に多いんです。従って、自宅療養が多いところで言うと、入院者に対する比率が10倍ぐらいになっていますから、この和歌山県の病床占有率は、この全国的な位置付けからいうと、10%とか20%、よそだと、そういうことになるだろうなということになります。この辺は和歌山県は成績がいいのです。ましてや、重症者用病床のひっ迫具合は非常に少ない。これなぜかというと、全員入院を今まで堅持してきて、早期に手当をしているので、なかなか重症化しない。これを放置していると重症化してから病院に運び込まれるケースが多いので、余計大変になるんです。
 一方、表の下の方は大変です。まず新規陽性者も、人口10万人当たり60人ぐらいあるわけです。これは放置は絶対できません。それからPCR検査の陽性率は、保健所が検査のためにどんどんとPCR検査してるんですけれども、15%もの人が陽性なってるということなのです。この新規発生を抑えていかないと、いずれ入院調整にも支障を来たし、どうしようもなくなるというのが現状だというふうにお考えいただきたいと思います。
 もうちょっと詳しくどんなふうにうつってるのかということなんですけれどもいくつか例示します。
 一つはカラオケ設備のバーで大勢集まって深夜まで飲食をして感染して、さらに家族や友人などにどんどん感染していく。家庭内では1人が感染していると、一家全部かかるということが結構あるんです。それから、法事をしたら親戚中にどんどんうつってしまったというのもあります。それから、子供間での感染から、子供が家庭に持ち帰って、家族に感染するというのがけっこうあります。さらに院内感染が、残念ながら起こってしまいました。そうすると、入院患者や職員に、どんどん感染して、これも大変なことになります。
(図2)

 感染が一人出るとどんなふうになっていくのかということについては、図2を見ていただきますと、少しイメージがわかると思います。図の左にある1人の方から、家族には当然うつっているんですが、この方が接触者と一緒に、田辺のクラスターになっている飲食店に行かれました。この店は夜の9時から深夜にかけて営業していて、料金が安いということで、大勢の若者が押しかけていた店なのです。感染防止のガイドラインもあまり守られてなかったというようなところなのですが、この利用客を調べていきますと、どんどん陽性者が出てきて、しかもその人々から次々とその友人や家族にうつっていったということがわかるのです。こうやって大クラスターになっていくわけです。これがこの病気の感染の恐ろしさだというふうにご理解いただきたいと思います。

 じゃあ、和歌山県は全員入院って言っているけれど、他県と違うし、何でそんなに頑張るの、という疑問は当然おありだと思います。
 その理由は二つありまして、一つは、感染者の命の危険を、考えてやっているということ、もう一つは、他の人にうつすリスクを考えると入院して隔離していただいた方がうつす確率は少なくなるということ、その二つであります。これについては図3を見て下さい。
(図3)

 前者でいいますと、和歌山県は全員入院ですから全部わかるのですが、無症状者で入院をされた人が退院時に無症状であった比率は実は18%しかありません。残りは何らかの症状が出てくる。そのうち、熱が出ました或いは味覚が変わりましたという軽症者は42%です。一方、40%の方は、肺炎になってしまうわけです。肺炎というと、風邪で肺炎になったら大変ですね。大変な肺炎の中で、さらに酸素吸入を必要とするような方、これは和歌山県では重症者と言っていますが、国では中等症と言ってるんですけれども、これはもう本当に大変です。命に関わります。そういう方が20%もいるわけです。さらに、重症になってICUに入って人工挿管とか亡くなるとか、そういう方も、実は入院時に無症状者の中から出てくるのです。だから、自宅に、ずっと居ていただくのがいかに危ないかということがこのことからわかると思います。
 また、軽症の時は、自宅に居てくださいねと言っても、そうすると家族への感染を止めるのはほとんど不可能でしょう。さらにこれを守ってくれない人もいます。そういう人はどんどん周りの人にうつしていくわけですから、これは危ない。だから全員入院です。
 だけど、この全員入院、一生懸命頑張っているけれども、だんだん難しくなりつつあります。今後は入院を少し待ってもらわなきゃいけないかもしれない。そうすると和歌山県はどうするかというと、これはもう県民の皆さんに泣いてお願いをして、自粛をしていただいて、人流を抑制していくしかないというところまで追い込まれていると考えてください。
 もう一つは、病院には入院をしてもらうのですが、時間が経って、もうこれは重症化リスクはないなと思う人は、まだ人に感染をさせるレベルの人であっても、ホテルに出ていただくということで、ホテルの確保も始めまして、9月1日からそれができるようになっています。
 さらにそれでも、駄目だというふうに突破されたら、これはやっぱり自宅に居ていただかざるをえませんけれども、その時は、医療も大丈夫なように、ちゃんと配慮していきたいと思っております。 それから、軽症者のまま入院をしていただく、或いは無症状者のまま入院していただくと、大体5日から7日ぐらいで退院していただく人がほとんどです。ところが、重症化してしまったらどうなるかというと、肺炎になった人は15日は入院していただかないといけないということになりますし、それ以上の方もいらっしゃいます。だから、病床の確保がもっと難しくなるということなんです。

 従って、和歌山県は、県民の皆さんに、不要不急の外出を控えるということをお願いしたいと思います。今までは、安全な生活、安全な外出でいいですよ。特別な危ないことだけはやめてくださいね。残りは、医療保健行政で何とかしますと、言っていたことが守られなくなったので、県民の皆さんには大変、申し訳ないというふうには思っております。
 これは、他県で言うと、よく特別緊急事態だとか特別警戒警報だとか、レッテル貼りをするのと同じです。和歌山県はああいうパフォーマンスはしませんが、同じだと考えてください。
 本当にやっておかなきゃいけないことは、このようなレッテル貼りじゃなくて、県民の皆さんに不要不急の外出を控えるということを、具体的に重点的にお願いしなきゃいけないということなんです。

 そうすると、県民の皆さんの一部は、よその県では緊急事態宣言とか、まん延防止等重点措置とかやっているのだから、和歌山県もせんかいと、何をボヤボヤしてるかというような議論があります。 これについてご説明します。
 どうやら多くの方々は緊急事態宣言を出すこと、まん延防止等重点措置の対象地域に指定されることが、それ自体感染防止になるとお考えの人がいると思います。マスコミも、わかりやすいので、対象になるかならないかだけにフォーカスします。しかし、対象になること自体は、当該地域の人々にショックを与えるという効果はあるとは思いますが、和歌山県民はそんなショックを与えないとどうしようもないというような方々ではありません。その証拠に、対象となった地域でコロナ感染がますます盛んというところもあります。大事な事は、宣言を出す出さない、指定をするしないではなく、緊急事態措置とかまん延防止等重点措置として何をするかということです。すなわち大事な事は、宣言を出す出さぬではなく、どういう措置をするかなのです。
 その前提で申しますと、宣言、指定は政府です。しかし、その措置は、何をしなきゃいけないか、県民の皆さんにお願いすること、それは知事がやらなければいけないということになっているわけです。もちろん基本的対処方針という国が決めたものがあって、それに縛られるということはあるんですが、いずれにしても、知事がやることなのです。
 実は、今、和歌山県がお願いしようとしている外出自粛、休業要請、時短、(休業要請や時短はまだそこまで行っておりませんけれども)、学校の一部休業、或いはイベント・観光抑制、その全ては、緊急事態宣言などの指定がなくても、知事ができます。じゃあ、どこが違うのかというと、時短とか休業要請の強制が伴います。つまり知事が嫌だと言っても、やれということになるわけです。そして、やった場合の協力金の単価が違います。こういう宣言などなくても休業要請した時に、当然協力金をお支払いしないといけないのですが、ちょっと単価が違うということなのです。
 そういう制度をよく理解していただいた上で、緊急事態宣言とかまん延防止等重点措置地域になるとかが可能かというと、政府の現在の考えでは、難しかろうと思います。というのは、和歌山県では感染者はかなり多いけれど、例えば滋賀県や三重県などに比べると何分の一かだし、入院率100%、全員入院がまだ達成されている所など他にないのですから、和歌山県を指定するとしたら、全ての県を指定しなければならないということになるからです。
 しかし、和歌山県でももしも感染がもう一段進めば、緊急事態宣言などを要請して、もう一段徹底的な自粛、営業停止、時短の要請などをしなければならなくなると思いますから(その時は県民生活への打撃は破壊的になると思いますが)、そうなったら、躊躇なくその要請をしたいと思っています。
 また、ひょっとすると、政府が昨年の4月に安倍政権が行ったように全国的に緊急事態宣言をかけるという考えを出す可能性もあります。そういう考えに対しては、反対はしません。その時は、日本中がもっとひどいことになっているでしょうから、政府に協力して徹底的にきつい措置をとっていかなければ仕方がないと思っています。
 次に大事な事は、一般的な不要不急の外出の自粛のほかに具体的に何をお願いするかです。

 本当にやらなきゃいけないことはどこか、それを、データでちゃんと説明をしながら、本当の急所、そういうところに措置をしていかなければなりません。テレビなんかでは、よく人流の抑制とそればっかり言っておりますが、具体的にどこをどうするのかとか、何故それが必要だというようなことは何一つ語られない。それはおかしいというふうに思うわけです。
(図4)

 ということですから、和歌山県はそういったことをきちんと説明してから県民の皆さんに自粛の重点をお願いします。この表を見ていただきますと、まず真ん中です。感染経路です。
 実は家族に一番うつります。しかし、家族は防ぎようがないというところもありますね。
 そうすると家庭に持ち込まないということが大事なので、家庭の外からということだと県内と県外があるわけです。
 県内ではどこかというと、職場・学校、それから友人・知人とのつき合いが中心で、最近院内感染がありましたから医療、一方、飲食店が意外と少なくて2%なんです。一方県外が27%もありますが、これまた中身を見ていただきますと、実は皆さんのご家族の帰省、これが圧倒的に多いんです。それから次に多いのが、実は仕事、通勤、通学で、普通に生活をして、どうしてもしなきゃいけないようなところからうつってくるということもあるわけです。それから、飲食とか買い物、これに出かけてうつってくるというのがあります。それから県外への旅行も7%ありますが、県内の観光で5%です。県民の皆さんの間では県外客がワンワン来るから大変だ、これを止めよというような議論があります。県外からの観光客は、出発地の当局が県外への往来はいけないと言っているのですから好ましいことではありませんけれども、そこからうつったなというのは実はそう多くないのです。

 そういうことを踏まえて、急所に手を打っていかなきゃいけません。そこで考えたのが以下の通りです。

 ○不要不急の外出を控える
 ○飲食・カラオケは慎重に!
 ○遅くまで集団で会食・宿泊をしない!
 ○県外への通勤・通学は直行直帰し、会食は控える!
 ○在宅勤務(テレワーク)の積極的な活用を!
 ○県立学校の夏休みは8月31日まで!
 ○9月1日以降は分散登校とオンライン授業を当面の間、実施!
  (特別支援学校は除く)
 ○部活動については、ガイドラインに沿って、実施!
 ○練習試合は控える
 ○宿泊施設は、県外からの新規宿泊予約の受付を控える!
 ○イベントや催物の開催は慎重に!
 ○症状が出れば、通勤通学を控えて、直ちにクリニックを受診!
 ○家族に発熱等の症状があれば、通勤通学を控える!
 ○ワクチン接種を早く予約する!
 ○ワクチン接種後も引き続きマスク着用等の徹底を!

 どこをどうしていただこうということは、まずこれは従来から言ってる話なんですけれども、飲食・カラオケは慎重にしていただかないとうつります。それから、遅くまで集団で会食しないでね、うつりますよ、それから友達の家なんかで宿泊したらうつりますよ。そういうふうに言ってるのに、先日の大クラスター、田辺で起こったケースなんかは、深夜遅くまで、かなりの集団で、カラオケなんかを伴って、飲食をしていたというケースなのです。一方どんどん客が常連客だけになって、感染防止のガイドラインを守って、静かにやってますというお店が圧倒的に多いのが現状です。
 こういう中で、飲食店は全部自粛ということになると、こういうお店を等しく道連れになっていただくしかないんです。したがって、今の事態ではそれぞれガイドラインを守って、慎重にやっていただくというのが、今の相場じゃないかなというふうに思います。
 和歌山県も常に見回りをしたりして、ウォッチしています。その結果、夜のお店はお客さんもずいぶん減って、特に県外の客の減りが顕著のようです。これは、携帯を使った人の移動情報でも明らかです。一方、先程言ったような感染ガイドラインを守ってなくて、そこで地元の若者を集めて遅くまで店を開けてるというお店があるということもわかっています。そういうお店は、このコロナ流行時には少し経営を改善していただきたいなあと思ってるということを申し上げたいと思います。
 それから、ガイドラインを守っているお店には、「感染防止ガイドラインを遵守しているお店」というマークをお渡しすることにしてます。県民の皆さんも、会食に行かれるような時はよく気をつけながら、特にこの認証施設なんかを選んで行かれたらいいんじゃないかなと思います。
(図5)

 それから、通勤通学でうつっていますと言いました。特に県外、特に大阪ですね。そこがやっぱり一番多いんですけれども、県外への通勤通学は、止めるわけにはいかないと思います。だけど、直行直帰して、せめて会食は避けて帰ってきていただきたいと思います。
 それから、テレワークは有効です。積極的な活用をお願いしたいと思います。

 それから学校、これも感染の経路になります。新学期が始まると、ちょっと心配ですね。したがって、和歌山県は手を打ちました。県立学校の夏休み。これは8月31日までにしてくださいと申し上げました。実際はもうちょっと早めから始まるところがあるのですが、31日まで休校にしてもらうということにしました。では、9月1日以降はどうするかというと、これも工夫をしないといけません。そこで、分散登校とオンライン授業を当面の間実施しようということで、今準備をしているところです。ただ、特別支援学校は、こういうふうにすると、余計感染が拡がる可能性があるので、先生方が感染防止を一生懸命面倒見て、それで感染から生徒を守るということをやったほうがいいということであります。
 それから部活が問題になるんですけれども、これはガイドラインに沿って実施をしてくださいと申し上げたいと思います。それに関して、かつては練習試合なんかは自由だったんですけれども、まず県外はできればやめてください。それから、県内も慎重にお願いしますというふうに言っておりましたけれども、もう少し慎重に構えて行かれた方がいいんじゃないかなというふうに思います。いずれ感染が収まってきたら、また解除していきます。
 全国を見るとこういう学校に対して措置を及ぼすというところは、和歌山県を含めて5県しかありません。学校に対する措置は緊急事態宣言の出ている3県とまん延防止等重点措置の1県だけしかありません。他のところは通常通りやるんだというふうに言っておられます。そういう点でこれは他の点ではそう厳しくない和歌山県では異例ですが、やっぱりデータから見て、通常通りどんどんやったらもっと感染が拡大するなと思われるので、少し工夫をしてやっていこうというのが、和歌山県の独自のやり方であります。なお、小中学校はどうするかという問題が残ります。これは市町村立で、それぞれ、首長さんにお考えがあると思います。また、市町村によって感染の拡がりが違います。したがって、それぞれの市町村長さんが、県のやり方も参考にして考えていただいたらということで、教育委員会を通じお話をさせていただいています。私立学校も同様です。

 それから、観光でありますけれども、観光については、先ほど言いましたように、県内の観光、これは県外客も含めて、うつってるケースはそう多くないということなんです。
 しかし、どの県も、和歌山県のように、不要不急の外出はやめてくださいと言っているのだから、大体観光というのは、不要不急ですから、どんどん平気で来ていただくというのはどうかなというふうに思っております。そういうことですから、県外からの新規宿泊予約の受け付けは、これ以降、控えてもらったらいいんじゃないかということであります。
 それから県内客に関しては、もうほとんどなくなってきつつあるんですけれども、今まで、感染が少ないときに、リフレッシュプランと称して、県内客の県内観光は振興をしていました。いわばアクセルを踏んでいました。これは、今、ストップをしていると考えていただいてよろしいかと思います。

 それから、県民の皆さんへのお願いのその次は、イベントや催し物の開催は慎重にお願いしますということです。全てやってはいけないと言う必要はないと思います。感染のリスクの少ない、例えば、座ってやるセミナーとか、シンポジウムとか、おとなしい形の音楽会とか、そんなものは、感染対策を守ってやっていただければいいんですけれども、それでも、今やるとあんまり楽しくないなあというものがありますよね。そういうものは、延期をしてもらったらいいし、ちょっと感染リスクが高そうだというのも延期をしてもらったらいいと思います。
 県主催の延期する主なイベントもそうです。紀伊半島大水害10年追悼式なんかは、遺族をお呼びして、大々的にやるのは、延期をするということにしましたが、この日が大事な日であるということに変わりはありません。亡くなられた方の霊を慰めるために、私が記念碑にお参りをするということで、この9月5日は過ごしたいというふうに思っております。

 それから、あと大事なことですが、症状が出れば、通勤通学を控えて、直ちにクリニックを受診してもらいたい。また、家族に発熱等の症状があれば、通勤通学を控える、ということも大事であります。これは本当に大事なことですから、よろしくお願いします。
 なお、保健所は陽性者を発見いたしますと、入院の指示をいたします。そのときに、本当に少数ですが、断固拒絶する人がいます。それは本当に困ります。実はそういう方が、40代の和歌山市の方なんですけれどもいまして、保健所の言うことを聞かないで自宅におられたら、高熱を発して大変なことになりました。それで救急搬送されて、肺を見るともう肺炎になっていました。こういう方は、このまま放置したら危なかったんですけれども、併せて、重症化する、或いは肺炎になるというと、病床をかなり長い間占有するということになるんです。だから、そういう迷惑も考えて、ちゃんと保健所の言うことは聞いてもらいたいと思います。悪いようには絶対いたしません。そういうふうにお願いします。

 このような状況の打開のためには、ワクチンがやっぱり決め手です。ワクチン接種を早く予約するということをお勧めしたいと思います。なぜならば、ワクチンをさあ打とうかと思っても、今、ワクチンの配分が少なくなってきつつあるので、予約がちょっと難しくなりつつあるんです。だから、早めに予約しておかれた方がいいと思うんです。併せてワクチンを2回接種した人でも、一定の比率の方は、やっぱりうつるんです。(ただその時でも、重症化はしないですけれど。)ですから、他の人の迷惑も考えて、ワクチン接種後も引き続きマスク着用、手洗い、それから大勢で騒がない、そういうことは注意をしていただきたいと思います。

 何で、ワクチンが決め手かね、本当かということなんですけれども、それはこのデータからも明らかです。
(図6)

 第4波と第5波は年齢別の構成が違います。第5波ではお年寄りの感染比率がすごく少ない。最近、病院の院内感染が起こったんでちょっと増えましたが、それでもうんと少ないのです。これは、ワクチンを終わっている人と、終わってない人の差だと、明らかに思います。
(図7)

 では、どうなってるかということなのですが、ワクチンの接種状況で、ファイザー社は、2回目をうってる人は95%感染しませんと言っていました。しかし、どうも変異株の影響もあってか、もうちょっとこの数字が低いなというふうに、県では感染者を全部調べてますから、わかっています。大体90%だと思っていただいていいんじゃないでしょうか。でも、 それでも、90%ということはうってない人の10倍は感染リスクが低いということですよね。そういうことをよく考えてもらいたいと思います。
 では、65歳以上の接種率がどうなってるか。もう飽和しています。受けない人もいるわけですから、絶対うちたくないという人もいるわけですから、2回目87%いってるということは、もうほとんど終わってると考えてもいいと思います。ところが、全世代を見ると、まだそこまでいってない。2回目で言えば、医療関係者を入れても54%までしかいってない。  今後どんどん増えていきますけれども、これが一定比率増えていかないと感染が急には収まらないだろうと思うわけです。

 ところが、やっぱりうちたくないという人もいます。うったら危ないぞという人もいます。でも、こういうふうにお考えになったらどうでしょうか。
 接種したら、感染も減るし、それから発症も減る。それから重症化リスクはうんと減る。他人にうつすということもうんと減る。
 一方しないという人の理由として、まずそんなもの効かないんじゃないかって言ってる人がいるけれども、さっきのデータその他で効くことは明らかです。
 それから、副反応があるじゃないか、嫌だよという人がいます。結構熱が出る人もいるし、痛みがある人もいます。それは嫌でしょうけれども、じゃあ、どっちがマシかと考えてみたら、やっぱり命に関わるような、発症して、重症化して、人にうつす事よりは、少し我慢して接種した方がいいんじゃないか。どっちがマシかということを考えて行動して欲しいと思うのです。こういう比較衡量の考えをすることが、現実の社会生活ではどうしても必要になってきます。そういうことのできる人が成熟した社会人だと思います。
 明らかに私は接種した方がいいと思います。
 それから、さらに、医療、保健医療行政への負担、或いは社会生活、他の多くの人々の生活への負担もあります。コロナが収束しないとなかなか自粛生活から脱却できないというような、そういう負担もあります。そういうことも考えて、他の人のことも考えたら、ちょっと嫌だけれど、うっておこうかというように考えられるのも、いいんじゃないかなと私は思います。
 ただ、私はそう思いますけれども、うたない人をネットでいじめるというようなことはしてはいけません。

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