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仁坂吉伸の思い

パラリンピックに感動しました

2021年09月07日

 東京2020パラリンピックは9月5日、幕を下ろしました。オリンピックもそうでしたが、帰宅してから深夜までずっとテレビで声援を続けていましたが、数多くの息詰まる熱戦に感動し、またメダリストや惜しくもメダルを逃した選手たちのインタビューに感動しました。生まれながらの障害のある選手がスポーツに生きがいを見出して必死で努力してきた人生や、人生の途中で障害を抱えることになり、絶望感に何度も襲われながら、パラスポーツと出会って新しい人生を切り開いていった姿などが語られて、すごいと思いました。さらにそのような話を淡々とした笑顔で皆さん語られていたのはもっとすごいと思いました。

 パラリンピックをやってよかったと思います。オリンピックも同じですが、もっと良かったと思いました。新型コロナウイルスの感染拡大はものすごく、和歌山でも次々と感染者が発見されて、主としてこの対応に当たっている県庁などの保健医療行政当局はアップアップの状況で、今までは抑制していた県民に対する一般的な不要不急の外出自粛要請に踏み切らざるを得なくなっていますが、それでも「こんな状況ではオリンピックやパラリンピックの開催は普通はない」と言った専門家の意見を封じて、オリンピック、パラリンピックの開催に踏み切った政府や組織委員会に対しては、国民の60%が件の専門家と同じ意見で、マスコミもその意見ばかり流し、一部野党の党首もここぞとばかり絶対反対と声高に叫ぶ中で、さぞつらかっただろうと同情を禁じえません。もちろん世界中から観衆を呼び、観客も日本中からたくさん集まってくるような開催なら、コロナ感染を一段とブーストしてしまうことは明らかでしょうが、無観客の開催となり、人々はテレビで応援をするために自宅にいる比率が高くなると予想できれば、また、プロ野球や大相撲や甲子園が観客を制限しつつではあっても堂々と開催し、そこから大クラスターになったなど一回も報告されていない時に、何でオリンピックの開催ばかり判で押したように攻撃、反対したのか、一度胸に手を当てて考えてもらいたいと思います。また、オリンピックが始まって日本選手の活躍に国民の多くが熱狂するようになったら、ごくわずかな人を除いて、あんなに反対していた人がそのことに口をつぐんで、今度は選手の敢闘に声援を送るばかりになるというのも、あの反対は何だったんだという思いになります。政府にも激しい反対や攻撃の手を加え、反省をせよ、総括をせよと言う人々や組織が、自分たちの行動について、オリンピック・パラリンピックについてそれをした事実を私は寡聞にして知りません。是非聞いてみたいと思います。(あなたはどうだと言われそうですので、私は間違ったときは反省して、説明して謝罪することにしています。一例をあげると、昨年末に帰省を抑制するように働きかけをしなかったのは失敗で、コロナ感染を拡げてしまいました。そのことを謝罪しつつ、今回の夏休みは帰省は抑制してもらうようにお願いしましたが、結構多くの方に守ってもらえず、県外からの感染事由一位になったことは残念です。)

 オリンピックやパラリンピックの開催に反対した人の言い分は、件の専門家の発言にどうも尽きるように思うし、件の専門家も政治家もマスコミも感染がオリンピック、パラリンピックによってどういう経路で拡大するという詳細なメカニズムを説明する人はいなかったように思います。単に漠然と人流が増えるからという話だけで、それも無観客になって人々がテレビを見るために家にいることが増えるのに、何故人流が増えるのだということになると、オリンピックみたいな楽しいことをやると気が緩むからという所に最後はつきていったと思います。用心をして自粛をしている人はきちんとやっておられますし、放恣な生活をする人、都などの要請に応じなくて夜もお酒を提供しているお店に行く人は、オリンピックがあろうとなかろうと、それで気が緩んだり引き締まったりするわけがありません。仮に一定の人々が気が緩んだとしても、そういう人々の気を緩ませないようにするためという理由でオリンピック、パラリンピックを中止して、あれだけ頑張ってきた選手たちの人生を傷つけていいのでしょうか。いつから日本人は人のことを慮る気持ちがなくなってきたのでしょうか。
 もし、政府や組織委員会が反対が多いからとオリンピック、パラリンピックを中止にしてしまったら、どう見てもすべての人が感動するような必死の努力をして技を磨いてきた選手達の晴れの活躍の場を奪ってしまったことになったはずです。そんな不人情なことはできないと私は言い続けてきましたが、両大会の開催に断固として突き進まれ、ひょっとしたら結果的に不人気が加速して退陣に追い込まれた菅総理は気の毒だと思います。

 ともあれ、オリンピックもパラリンピックもコロナの大爆発の中でも選手たちの大活躍を実現させることに成功し、終了しました。
 安倍前総理や菅総理が言っておられた「コロナに打ち勝ってオリンピックやパラリンピックを成功させたという大会にしよう」という考えと同じか違うかわかりませんが、私はこのコロナの惨状の中でも、この日本で、日本人が世界中のアスリートに4年(5年になりましたが)に一度の自己実現の場を必死で提供したのだという意味で、東京2020オリンピック、パラリンピックは今までにもない最高の大会であったと考えます。
 これが日本の、日本人の誇りでなくて何でしょう。

 そして、この東京2020パラリンピックを日本パラリンピック委員会会長としてずっとリードしてこられた方が鳥原光憲さんであります。鳥原さんに心から大会の成功おめでとうございますと申し上げたいし、今までのご苦労に心から感謝申し上げたいと思います。
 鳥原さんは、東京ガスの社長、会長を務められた大ビジネスマンですが、私は2003年から知遇を得ています。当時私はブルネイ大使に赴任したばかりでしたが、そこへ鳥原さんが東京ガス副社長として、ほかの関係会社のトップとともに訪ねてきてくれました。ブルネイは小さな土地、小さな人口の国ですが、大産油国です。特にそのLNGは三菱商事がシェルとともに開発し、当時90%が東京ガス、東京電力、大阪ガスの3社に販売されていました。そういうわけでこれらのユーザーの方々が時々ブルネイにお見えになるわけです。その前に東京で赴任のご挨拶にお伺いした時以来でしたが、改めてお話をし、立派なお人柄に感銘を受けましたが、併せて分かったことは、鳥原さんの趣味が蝶の採集であるということでありました。私もその点では同様で、ブルネイに赴任後良い採集地を開拓していた時でしたので、鳥原さんのほんのわずかな自由時間に行けるホテルの近くの採集地の案内図を書いてお渡ししました。
 それ以降お近づきにならせていただき、現在の職になってからも、テレビ和歌山の「きのくに21」に出演していただき、和歌山県も力を入れている障害者スポーツの振興や来るべきパラリンピックの意義につき語っていただきました。この時も鳥原さんのパラスポーツに対する並々ならぬ情熱をひしひしと感じました。
 鳥原さんは「障害者スポーツは健常者のスポーツを障害ゆえにレベルダウンしたものと考えてはいけないんだ。まったく別のスポーツで、その世界で皆少しでも上手にと頑張っているものなのだ。」と熱く語っておられたのに心打たれました。それ以来、パラリンピックを思う時、常に鳥原さんを思います。
 鳥原さん、パラリンピックの成功、本当におめでとうございます。そして、長い間のご献身本当にお疲れさまでした。これからは、少し暇をおつくりになって蝶の世界にも。コロナが収まったら、ご一緒に採集など。不要不急の外出ではありますが、コロナが収まったら構わないので。

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