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臥薪嘗胆-和歌山県道路網図-
2022年12月05日
退任時期が近いので、公舎を空けなければなりません。このため、退任前のこの忙しさは何ということかという多忙の中で、歯を食いしばって転居先の私の生家を片付け、改修し、ようやく同所に入所する事務所(わかやま研究会)も入居してくれたので、あとは個人的引越しに備えて公舎を片付ける作業をしています。
その一環として、公舎の書斎にずっと貼ってあった和歌山県道路網図をはがしました。知事に就任をした時の所掌事項説明時に県土整備部からもらった平成18年度版のものです。高速道路でいうと京奈和は橋本ICと高野口ICしかできていないし、南は南部ICまでしかできていません。もちろん四車線化されているのは海南ICまで。一般道は二車線ができているのは311と168の新宮と本宮間、それに高野龍神スカイラインと県道田辺龍神線ぐらいで、あとは私がブツブツ率日本一とあだ名をつけたように事業化はしたもののそれが完成している路線はほとんどないという状態でありました。一回目の選挙をしながら県土をあまねく走っていて、これでは県民は色々と足を引っ張られるし、経済発展も制約されるなあと思いましたが、そのことは知事に就任してから企業誘致に駆けずり回っているときに嫌というほど味わわされました。曰く「そんな道路事情の悪い所へはいけませんよ。」
誰がこんなことをしたかと腹を立てながら、今に見ておれ、全国に負けないくらいの立派な道路ネットワークを作ってやるぞと思いつつ、中国の故事に倣って、この悔しさを毎日見続けることで、新たなやる気をわれとわが身に起こさせて、道路網を整備するために頑張ってきました。そのために書斎に張り付けたのが平成18年度版の和歌山県道路網図であります。そして、高速道路の建設推進のために遅れていた環境アセスメントと都市計画決定を急ぎ、一般道はネットワーク概念を導入して、整備の順序付けと重点化をして、国にも要請もし、自らも予算を増やしてさあ頑張るぞという時になって襲い掛かってきたのが、民主党の台頭と政権獲得による「コンクリートから人へ」の大波でした。一番腹が立ったのは、あの時のようにマスコミの論調が「コンクリートから人へ」となった時に、こんなに整備が遅れて発展の足を引っ張られている和歌山県の人ですら(少数ですが)「コンクリートから人へ」が良いという同調する動きがあったことです。そして同調しない私は「KY(空気を読めない)知事」と言われました。
しかし、政権の再交代に伴って、和歌山県の道路整備は格段に進みました。高速道路はほぼ全国並みに近づいたし、ものすごい渋滞のあった海南-印南間も四車線化されました。一般道路も幹線らしい幹線によるネットワークが大分できてきて、長期総合計画でうたっているように県下主要都市間2時間、どこでも3時間以内で到着できることも夢ではなくなりつつあります。
道路ができれば県が発展し県民が豊かになるかというとそうはいかない場合もありますが、それができていなければ、必ず他所との競争に後れをとって県の発展も県民の豊かさも足を引っ張られます。少なくとも道路ネットワークについてはあと一歩で、当初の目標は達成というところまで来ました。
わが臥薪嘗胆も、そろそろ終わりにしてもよいかなと思いつつ、公舎の壁に貼ってあった平成18年度版和歌山県道路網図を外しました。16年の間にいささか色があせて、セピア色の色調が増していました。
