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仁坂吉伸の思い

覚えておきましょう

2011年06月13日

 わずか2年足らず前政権交代が行われました。
子ども手当、農家への所得補償、高速無料化、高速道路等公共事業の抑制、公務員人件費大幅カット、行政の合理化による13兆円もの財政改善など派手な「マニフェスト」が踊り、一方有権者の方には「ここらで一度自民党はこらしめないとあかん。」「一度は民主党にやらしてみようではないか」というムードが生じて、歴史的な選挙結果が出ました。

 それから2年足らず、人々のマインドはすっかり逆転しているように見えます。しかし、考えて見たら、民主党の国会議員さん達を批判するは自由だけれど、それを選んだのも選挙民であります。

 我々はあの華々しいマニフェストを「ほんまかいな」とよく吟味して見たでしょうか。ましてや我々が選んだ政党が実際に日本をリードしていくということを考えると、その選択が「こらしめたり」「一度くらいはやらしてみよう」であったりしてよかったはずがありません。我々の多数が選んだ議員から成る政党が政権を取り、その政権のくり出す政策は、我々自身の生活や将来を大いに左右するからです。

 政権交代による政策変更で、和歌山県は随分損をしました。就任以来もう一歩で正式事業化の道筋がつく所まで持って行っていた紀伊半島一周の高速道路の完成は遠のきました。御坊-田辺間の高速道路の4車線化も取り上げられてしまいました。京奈和自動車道路も鍋谷トンネルも、第2阪和道路も皆遅れました。氾濫におびえる中小河川の改修も遅れましたし、県内のネットワーク道路も農道も国からの兵糧が減って青息吐息です。他の地域での高速道路無料化社会実験によって和歌山の観光地はお客を奪われてしまいました。国の農業の基盤整備の予算が60%もカットされたので、多くの近代化ニーズもかなえられなくなっています。事業仕分けによって、和歌山県は電源立地交付金を奪われ、企業誘致推進策に支障が出ています。

 この2年間、このような当県にとっての損を少しでも少なくするために、私はずっと努力してきました。その政策によって当県はこのような被害をこうむると声高に指摘し、一方国全体としてもこんな悪影響が出てくるぞと理論的に政策の過ちを指摘し、政策の修正を図り、また時には頭を下げて当県に資源を回してもらうように頼んできました。
しかし、今でこそ、そのような努力は、多くの県民の人から指示されていると思いますが、政権発足時はそうではありませんでした。

 空気を読めないKY知事だとよく言われました。勢いのある政権の前には保身のため身を屈せよとでも言うのでしょうか。
 和歌山県が損になるのは分かっているはずなのに、単に批判力がないためか、あるいは分かっていても政党の中の自己の立場を守らんとする故か政府の決定はすべて正しい、和歌山にとってもそれがいいのだという主張をする議員もいて随分と腹が立ちました。例えば、紀伊半島一周の高速道路など田舎にそんな道はいらないのだとか、「コンクリートから人へ」なのだから、そんな道路投資に頼らない生活の向上を図るべきだとか、4車線化の予算は取り上げられ当然だとか、事業仕分けこそ最高だというような意見が踊っていたのはつい最近です。
 
 ところが、そのような意見は、ひとたび政権与党の評判が悪くなるや、あっという間に消えてしまいました。最も驚いたことは、昨年の知事選では民主党の支持を得た対立候補が、それまでの主張とは100%逆の、道路投資をじゃんじゃんやって景気をよくするのだと言われたことでした。

 どんな政党や、どんな人が言おうと、正しいことは正しい。間違っていることは間違っているのです。それは、よほどの価値判断や人生観に係ることを除くとだいたいは論理的に説明のつくことです。
 我々は、いつも冷静に、その時々の状況を見極めなければなりません。そうでなければ論理に復讐されます。保身の故に調子のいい事を言っていても時代に復讐されます。

 誰がいつ何を言っていたか、皆さんちょっと調べれば分かります。我々は覚えておかなければなりません。人は皆間違う時もあります。その時は、反省して、謝って、そして過ちをくり返さないようにすればいいのです。しかし、過去の主張にほおかむりをして、その主張故に郷土が損をしたことなどおかまいなしの人がもしいたとすれば、それはよく覚えておくべきでしょう。

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