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仁坂吉伸の思い

こけたら立たなあかんねん

2011年11月07日

 松下幸之助さんは、1934年の室戸台風で、せっかく勃興した松下電器の本社と工場が大打撃を受けた時、この言葉を吐かれたそうです。

 9月の初めの紀伊半島大水害で和歌山県は近来にない打撃を受けました。
 大雨が逃げても逃げても押し寄せて来て、崖が崩れ、川が氾濫し、至る所で破壊と、水没が起きました。57人もの死者、行方不明者を出し、床上浸水以上の被害が5000戸を越えるというものすごい被害でした。自慢の治水ダムが、次々と容量オーバーとなってあふれ多くの川で堤防も崩れ、県が管理しているだけで、152か所の道路が通行止めになり、11万戸以上が停電、通信も水道もことごとくダメになりました。

 しかし、我々は「こけたら立たなあかん」のです。
 被災の中にあっても、人々をうまく指導して助けた英雄的な県民住民の努力が相次ぎ、自衛隊や他府県の警察、消防、全国から集まってくれた電力会社や通信会社などの助力があり、市町村や県庁職員のものすごい頑張りがあり、被害を最小限に食い止め、国や他県の人が驚くような猛烈なスピードの復旧が進んでいます。主要な道路は、みなべ町の清川に抜けるトンネル出口の大崩落を除いて安全に通れるようにしましたし、全県で40か所もあった孤立集落はわずか28日で完全に解消しました。文化財の打撃も最小限に食い止めましたし、被害を受けた人々の生活再建も経済の復興も着々と手を打ちつつあります。

 57人もの犠牲者を出してしまったのは、本当に残念です。こればかりは取り返しがつかないので、夜1人になった時など心の中で手を合わしていますが、「立たなあかんねん」との思いを実現することが、失われた方々へのせめてもの償いと思って全力をあげています。

 この間特に県の職員には大変無理な仕事をしてもらいました。東日本大震災の時の教訓から「被害を受けて大混乱している市町村に報告を求めたり、指導をしたりしてはいかん、機能が不十分な部分は県で直接代替して埋めよ」と号令を発して、本来の仕事以外のこともどんどんとやってもらいました。職員もよく理解してくれて、不平一つ言わず、夜も昼もなく働いてくれたと思います。

 また、民間の方々の御協力もものすごいものがありました。それこそ24時間作業でむちゃくちゃに破壊されていた道路や河川を直してくれた各地の建設業者の方々、救援物資を提供し続けてくれたスーパーや、様々な物資を運んでくれた運送業界の方々、被害認定に大挙出かけてくれた建築士の方々、各地で大量に出るがれきやゴミをあっという間に片付けてくれつつある産業廃棄物業界の方々、それにボランティアとして現場にかけつけて、どろかきやゴミ出しや掃除を手伝ってくれた多くのボランティアの方々、そういう方々の感激するような懸命の御貢献によってこのような早期復旧が支えられているのです。心から感謝申し上げたいと思います。

 しかし、「立たなあかん」営みは、まだまだこれからです。インフラの本格復旧はすべてこれから。住宅の建て直しなど生活再建もまだまだこれから。農林水産業、商工業の復興や、減ってしまった観光客の取り戻しなどやらなければならないことは山積しています。また、災害に強い高速道路などの交通ネットワークの整備や、大水害に備えた被災のシミュレーションなど知的な財産も将来に備えて蓄積しとかなければなりません。

 しかし、我々和歌山はまけるわけにはいきません。
 「まけるな!!和歌山」のキャッチフレーズのもとに、皆で力を合わせて「こけたら立たなあかん」のです。史上最高の673億円の補正予算も準備しました。これから「立ち上がる」ための和歌山県復旧・復興アクションプログラムも11月1日に立ち上げた和歌山県復旧・復興本部で決めました。さあ、100万人で力を合わせて立ち上がりましょう。

 夏の初めから、公私ともにあまりにも多忙で大事な後援会の今週のメッセージを書けないでいました。大水害対策も救急モードから本格復興モードに移ってまいりましたので、これからまた頑張って毎週書くことにいたします。

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