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仁坂吉伸の思い

KY

2012年01月09日

 KYとは空気を読めないという意味だそうです。「Kûki」のKと「Yomenai」のYですね。

 今から2年あまり前、政権交代があった時、私はKY知事と言われました。空気を読めない知事だそうです。今でこそ民主党政権も様々な批判を浴び、人気もかなり低いのですが、政権交代期は人気は上々、飛ぶ鳥を落とす勢いでした。そんな民主党にしっぽを振ってすり寄って行かないから、空気を読めない知事だ、そんなことでは、和歌山県への利益誘導が果たせないじゃないか、というものです。私は内心では、そんな浮ついた空気なんか読んでたまるか、義理人情を欠くような行動をすれば人間として恥ずかしいと思っていました。また、「利益誘導」にしても、結局は実態と論理だから、すり寄って行って、頭をぺこぺこ下げて、陳情しても、そんなに変わるものではない。むしろ、不利益なことをされた時に日本中にその非をならせるような理屈とあきらめない不屈の根性が必要だとも思っていました。

 色々な所で、和歌山は損をしました。和歌山の発展を見すえて長い間放って置かれた様々な制度設計をやり直し、もう少しでそれが実現するところまで行っていたのが、新政権の政策変更でかなり多く頓挫しました。
 特に高速道路は、和歌山だけねらい撃ちにされたわけではありませんが、紀伊半島一周の高速道路の事業化も、四車線化も吹飛んでしまいました。他の地域も同じような目に会いましたが、私はとても残念だったのが、和歌山にいる人々が、それもビジョン豊かなはずの国会議員や県会議員の人も含めて、もう時代は違うんだ、時代はコンクリートから人へなんだから、高速道路なんかはなくてもいいんだと同調されたことでした。
(他県では、民主党議員が、高速道路をやめてしまうのはけしからんと議連活動を熱心にしていたのですが)
 しかし、正しいことは、どんなに世の中が変わっても正しい。論理的に証明できることは、「空気」なんぞで変わるものではないのです。そこからこの2年余り、あらゆる機会をつかまえて、和歌山の高速道路の必要性と世界の趨勢から見て日本の競争力のためにも高速道路は必要だという事を世に訴えてきました。ちょっとだけ言えば、和歌山の高速道路は交通量から言っても全国でもまっ先に整備すべき所であるし、ヨーロッパも中国も韓国もアジアも、自国の産業の競争力を考えて日本よりもはるかに多くの高速道路をここ20年間に作っているのです。そして安全、すなわち命の道です。地震津波の後、東北が何とか救助隊を動員できたのは、東北自動車道路とそこから東へ延びる何本もの立派な国道のおかげです。(これを櫛の歯構造といいます。)
 今や大水害で視察に来られた総理以下、政権のどの人に高速道路の必要性を訴えても、誰もそれを否定はされません。(もっとも、分かった、すぐ作ってやるとまではおっしゃらないので、この点の対応はまだ0点です。)県内であれだけ時代は変わった、もう高速道路なんぞ言っている時代ではないと言っていた人々も沈黙です。空気は変わったのです。

 どうして空気なんか読むのだろうと私は思います。歯に衣を着せず申し上げれば、自分がかわいいから、でしょう。県や自分が守らなければならないものが大事ならば、間違った空気とは戦えばよい。自分が生き延びたい、自分がよく思われたい、自分がよりよいポジションを得たいと思うからこそ空気を読むのでしょう。「君国売りたまうことなかれ」です。私は今後とも県のために空気なんか読まないで、正しい主張をして行こうと思います。

 ただし、「空気を読まない」ことと気に入らない誰かを敵視して、接触すら絶ってしまうこととは全く違うものです。政権におり、しかるべき地位にある人とは、コミュニケーションを保ち、言うべき事は言わなければなりません。私はこれは「戦略」だと思っています。和歌山のために下らない空気など読んでいないで、戦略の限りを尽くすことに邁進したいと思います。

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