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仁坂吉伸の思い

さくら

2012年04月16日

 今年の冬はけっこう寒く、さくらの開花期が例年より遅れました。そのおかげで、先日の春の嵐の時もさくらの花は開花直後だったので散らず、7日、8日の土、日は満開でした。両日とも天気が良く、絶好のお花見日和でした。私も仕事の合間をぬって、家内と7日は和歌山城に行き、8日は根来寺に行こうとしました。行こうとしたというのは、アプローチの農免道路があまりにも渋滞していましたので、あきらめてラーメンを食べて帰ったのです。
 でもどこもかしこもソメイヨシノが満開、和泉山脈も名草山も高積山も山腹のヤマザクラがパステルカラーに日に映えて、本当によい景色でした。さくらは本当にいいですね。

 渋滞は辛いけれど、人々が皆繰り出して、花の観賞に、花陰の酒宴にと楽しんでいるのは、これまた、とても良い眺めです。昨年は大震災の直後だったので、そういう気分にならない人も多かったと思います。本当は被害のないところは通常の活動をして大いに稼いで、被災地を助けないといけないのですが、中々人目を気にしてそれがしにくいものです。中でも、行政が必要以上に自粛を助長する方向に舵を取ると、自粛の連鎖が景気を悪くして、被災地の復興の足を引っ張るのです。人々がどう行動するかはその人々が自分で考えて決めるべき事ですが、行政が批判を恐れて自粛に走るのは、自己保身を考えてのことではないかと私は思います。しかし、実際には、私の反対意見は無視されて、昨年和歌山市は和歌山城公園の花見の飾りやライトアップを全部無くしてしまいました。
 和歌山の大水害の犠牲者の無念はひとときも忘れてません。しかし、亡くなった方々がこよなく愛した地域が滅んでいかぬように、生き残った者達は頑張らないといけません。しかしながら、あくまでも真面目な取組で、開催されていたら、熊野にまた多くの観光客を招いていたであろう東京の熊野学シンポジウムを、新宮市は一部の人の自粛要求の前にあっさりと中止をしてしまいました。被災者を悼む気持ちで心中涙しながらも、もう復旧した南紀にどうぞおいで下さいと観光PRに全力投入している県職員の苦労を思うと少し複雑な胸中です。
 ただ、見ている人は見てるんだなあと思うことがありました。歩き疲れて和歌山城から公舎まで乗ったタクシーの白髪の運転手さんが、穏やかに「今年はみんなが桜を楽しんでくれて良かったですね。昨年は全部中止でしたからね。被災しなかった人まで元気をなくしてしまったら、被災地を誰が助けるんでしょうね。」と言っておられました。

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