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仁坂吉伸の思い

リーガルハイ

2012年05月28日

 今テレビで、このタイトルのコミカルな弁護士ものを放映しています。もちろん話は荒唐無稽なのですが、主人公の裁判で負けたことのない悪徳弁護士の手にかかると、黒が白と言いくるめられて、裁判がどんどん動いてしまうということが、おもしろくてよく見ています。
 正義というものは、私はやはり真実のものがあると信じてそれに則った県政をしようと努力していますが、人によって考える正義が違い、利害も異なり、それで争いが起こり、裁判所の判断が求められます。しかし、その判断も、うまく材料を提供できれば、主人公の弁護士のように、自己に有利な方に動かすことが出来るというわけです。そう言えば、「ああ言えばこう言う」という言葉をもじって口八丁手八丁のオウム真理教の幹部信者を「ああ言えば上祐」と言ってからかっていたことを思い出します。

 「リーガルハイ」の魅力は、そんな悪徳弁護士のやろうとしていることの中にも、何がしら、人情に通じるような事情があり、それがさらりと触れられているところでもあります。悪徳弁護士の言い分の中にも何がしら、人々が是認したくなるような事情があり、必ずしも一方が常に正義で一方が常に悪というわけではないのです。考えてみたら、世の中はそんなもので、それぞれの人がそれぞれ自らの主張とその奥にある正義を持ちながら生きていて、だからこそ係争や訴訟が起こるのだと考えるべきでしょう。
 県知事として私は、社会正義にかなうと思う事をよかれと思って実行しているのに、それを弁護士に訴訟を起こされて、「けしからん悪徳弁護士め」とすぐ思ってしまうけれど、相手側にもそれぞれ言い分があり、それを支えている弁護士さん達の機能を悪く思ったらいけないのだと言うことなのでしょう。

 と言うようなことを最近行われた和歌山県弁護士会の新役員披露パーティーで挨拶として申し上げました。どんな人でもそれぞれ言い分があるのだからそれぞれの弁護士さんがそういう人の意見を代弁し、その反対の人の意見をまた別の弁護士さんが代弁し、そしてフェアープレーで戦って黒白を裁判所でつけると言うことなのでしょう。
 とは頭で分かっていても、「何じゃこの訴えは」と言うような事案に巻き込まれて、大事な県民の税金をこんな事で訴訟費用に充てて良いのかな、もったいないなどとやはり怒ってしまう私です。

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