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和歌山を売り出す
2012年06月25日
先日、嬉しいテレビ番組を観ました。
「和歌山」を取り上げた番組が放映されると、広報課がDVDに録画して私に届けてくれるのですが、本県出身のタレント「岡本玲」さんが、日本テレビ系全国ネット「アナザースカイ」という番組にて、和歌山パンダファミリーを紹介してくれたのです。内容は、「わかやまパンダ大使」である「岡本玲」さんが、アドベンチャーワールドから、成都パンダ繁育研究基地に引っ越しした4匹のパンダ(雄浜、隆浜、秋浜、幸浜)に対面するとともに、生まれ故郷であるアドベンチャーワールドにも訪問し、その状況を飼育スタッフ等と一緒になって語りあうといったものです。
「和歌山」=「パンダ」をPRできて「良かった」と思いましたが、「良かった」で終わらせてはいけません。どうして上手くいったのかを検証して、本県からの働きかけが功を奏したのならば、そのノウハウを共有し、活かしていくことが大切なのです。そこで、この放映の舞台裏を調べてみたところ、観光振興課の諸君が中心となって、取材をサポートした成果であることが分かりました。
本県では観光客誘致のため、和歌山の魅力を発信するため、さまざまな取り組みを行っております。メディアや旅行会社、交通機関とのタイアップはもちろんのこと、アウトドアブランド、メーカー等とのタイアップを行うことで、『和歌山』の露出強化をしているのです。『和歌山』、『和歌山』、『和歌山』というイメージ戦略ですね。その魅力発信の素材のひとつに和歌山パンダファミリーがあります。ご存知のとおり現在『和歌山』にはパンダが8頭もいるのです。しかし、これがあんまり世に知られていない。そこで、上野動物園にパンダがやってきてパンダブームが訪れたことを契機に、『和歌山』のパンダも売り出していこうと、昨年、「わかやまパンダ大使」というポストを設け、「岡本玲」さんに委嘱いたしました。これ以降、観光振興課の諸君は、観光PRイベント、観光情報誌『紀州浪漫「夏号」』取材などを通じて、岡本さんの所属事務所とさまざまな形で連携し、親しくやり取りができる関係を築いていったのです。このことが、今回の放映につながる重要な布石となっています。こういったつながりがあったからこそ、テレビ局から「わかやまパンダ大使」である岡本さんが出演した番組制作の打診が所属事務所にあった際に、すぐさま事務所から観光振興課に情報を伝えていただくことができました。それを受けて、観光振興課スタッフからもテレビ局サイドに連絡を入れることで、積極的な協力体制をとる熱意を示しました。こうした業界は、活動時間が不規則なうえスピードを要しますから、以降は携帯電話等を駆使しながら、先方の要望に合わせた形で、情報や画像素材などの提供を迅速に行いました。また、現地取材に向けた事前調整や取材立会いを行うなかで、信頼関係を築くとともに、よい映像がとれるように誠意ある協力を行い、今回の番組放映に至ったということです。
このようにマスコミで和歌山のことが取り上げられ、全国の何百万人もの人が見て、和歌山の魅力を知ってもらうためには、並大抵のことではうまく行きません。マスコミのコンテンツを作っている人々は大体は東京で働いていて、付近に住んでいますので、東京のローカルニュースがすぐ全国に流れます。その東京の(あるいは大阪の)プログラムの作り手がよほど和歌山を意識してくれないと、和歌山の事が出ないのです。しかも、そういう作り手は、大勢の読者、視聴者を気にしますから、大勢の人が喜びそうなものを好んで報道するわけです。和歌山のような全国的に見ると田舎と思われる所については、小さな村の奥さん方が地元の食材を地産地消しようとして、皆で集まって料理講習会を開きましたといったほんわかとしたお話をたまに載せてくれますが、全県を挙げて観光振興や産業政策に県が取り組んでいますといった話は「退屈」なのでしょう。和歌山県が作った「景観支障防止条例」は実は民法法制上画期的なものなのですが、全国版では報じてくれません。知事や県政がいいことをやっていると載せてくれませんが、不祥事や汚職が起こるとどうなるかは、木村知事逮捕の時の報道で明らかであります。
しかし、我々はこの事実を目の当たりにしても、それに挑戦し続けなければなりません。岡本玲さんの番組もそうですが、日頃からのメディア周辺の人脈との根気強い接触がついには陽の目を見るのです。県では、こういう努力を全員で行おうと奨励しています。また、東京と大阪のマスコミ対策を専門に行う担当者を置いています。先行した東京の担当者は既に相当な成果を挙げています。
「和歌山にはこんないい所がいっぱいあるのに」と嘆くのみでなく、なんとかこれを克服しようと努力することが大事です。和歌山を愛するすべての人が、「こんないい所があるんだよ」と一人でも多くの知り合いに言って下さることが望まれます。
